五百万石の求評会に参加してきました
酒米産地の経済連、全農さんが、年に1回需要家の代表を集めて、前年の米の評価を聞き取るという「求評会」に3年ぶりに参加してきました。
メリットとしては、福井の地酒が後で飲ませていただけることです。
米産地の支援体制というのはすごいもので、県庁の職員さんまでお越しでした。名刺が足りなくなって困りました。自分のところでことあるごとに、県の関係者が、梅がミカンがと言っているのと同じなんだなと感心します。
そんな暢気なことを言ってもおられないのは理解していて、自県が酒米の産地であるかないかで、自分の蔵のブランド力に大きな影響があります。
地元の酒米を使うのはいいことですが、それにこだわるのは、置かれた状況しだいであって、対外的に宣伝として言うのはいいですが、実際のところは、最適産地と結び最良の原料を得る、が基本となります。
山田錦を相当量、県内農家から購入していますが、兵庫の山田錦や福井・富山の五百万石が、品質競争を戦っていくとなると主力にせざるを得ません。
五百万石は早生品種なので、実る時期が早い。そのまた前の年よりは溶けやすかったと報告した蔵が多かった。前年は9月以降やや天候不順、といっても、もう五百万石は刈り取りが済んでないかとおもったのですが、その穂が出て熟する時期(登熟期間)の気温、天候で、米が溶けやすいかどうかが決まるものだそうです。
どちらでも高温対策が重要視されているようです。温暖化というか熱帯化ですね。
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