片付けられるところは先に片付ける
上の工程から製造シーズンの作業は終わっていきますから、まず精米が終わって片付けに入ります。
フレコンはきれいにたたんで産地に送り返さないといけません。何かの便を待ちます。また秋以降これに入った米が送られてきます。そういう意味でも継続的にきちんと付き合えないといけません。しかしいったい何回の再使用に耐えるのでしょう。
30㎏用の米袋で買うより、60kg当たり100数十円安くなるので、フレコンで買う方が得ではあるのですが、発生する糠や小米、つきあげた白米を入れる紙袋が足りなくなります。白米タンクに入れるほどここの蔵は大きな造りはしていないのです。酒を搾ってできる酒粕もまた大部分はビニール袋を内側に入れて空いた米袋を使用します。結果、使用済みの米袋を買い足すのですが、使ってもいない品種の米袋が使われます。これに白墨で何を入れているか書き付けておく手間が要ります。
蔵開きにあまり熱心でないのは、勝手に一般の方に見せておくと、使っている米の種類に誤解を与えるおそれがあり、きちんと説明したうえでないと、精米所や白米倉庫、酒粕置き場を見せられないためでもあります。無地の米袋を白米整理や粕用に使えばいいという人もいますが、そこまでして蔵開きをしなくてはいけないのかという疑問もあります。今日で精米担当の季節の人が帰省していきます。
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