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2018年6月28日 (木)

平成30年全国新酒鑑評会 金賞受賞

本年も二年連続、直近5年で4度の金賞受賞することができました。
今年はどこがとれたとか、杜氏の技術とかが注目されますが、本来の目的としては、安定的に受賞し、さらにコンテスト出品酒だけでなく、主力商品等製品全体の品質向上、安定的酒質、品質管理等の総合的なレベルアップにつなげることで、それを忘れてはなりません。また安定的に受賞するには、杜氏個人の技術だけでなく、製造場の設備、原料確保の体制、製造部門全員練度、チームワーク等の総合力が必要だと思います。
まだまだたいしたことのないレベルですが、やっととれたから、たまにとれる、次にはけっこうとれる、そして、よくとれる、さらにはだいたい毎年とれる、とレベルを上げていかねばなりません。そういう意味では、今年の受賞はけっこう意味があると考えています。

思うに、国税庁の鑑評会は、もっとも公平であるには違いがありませんが、傾向と対策があるとか取り沙汰もされております。とはいえ、情報収集力、努力も、競争の要素の一環であろうし、常連の蔵もある限り、少々傾向が変わって、安定的に入れるレベルというものがあるように思いますから、製造部門にはそれを期待せざるを得ません。蔵元の私どもは、その環境整備やモチベーション、教育というあたりが務めとなります。
私は人工衛星の打ち上げみたいなもので、技術と設備が基礎にあって、なおかつ膨大な要素を通じてミスをしないゲームだと感じています。
なお、弊社は主要商品は「黒牛」ですが、黒牛は純米酒製品にのみ使用しており、98%がこれにあたります。鑑評会は本醸造型大吟醸で出品していますから、明治時代からの弊社最高級製品の銘柄名「一摑」(ひとつかみ)で受賞しております。ご理解のほどお願い申しあげます。

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