日記・コラム・つぶやき

2009年6月28日 (日)

阪和線

夕方4時7分海南駅からくろしお24号に乗って5時1分に天王寺に着く。駅ビルをうろついて6時待ち合わせで、歩いて阿倍野Hoop裏の割烹和源で魚をつついて自社製品を飲む。どこかへ行くこともなく午後8時20分の特急に乗ってまた帰る。すんなり行けば9時16分には海南だ。この日は紀州路快速で10時過ぎに帰ったけど、もっとも贅沢な阪和線利用のパターンという感じだった。

阪和線には随分お世話になっているものの、なかなか改良が進まない印象を持っている人は多いはずだ。南海電車は堺まで複々線なのに、阪和線は立体化を少しずつ進めていて、有料特急でないとまともに走らない感じか。それでも関空のおかげで相当早くなった印象だ。どうしても海沿いの南海沿線の方が先に開発が進んでいたようで、阪和線は山の中を走っているというイメージだったんだろう。環状線や新大阪まで特急が直通乗り入れになって、和歌山の人間にしてみると阪和線への依存度が高くなったようだ。おかげで和歌山市内の商業中心地は明らかにJR和歌山駅周辺になった。やはり交通のあり方で街は大きく影響されるようだ。

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2009年6月27日 (土)

輸送中発生するCO2の排出量を低減させるというが

精米機メーカーの来訪を受け、新鋭精米工場が多くの蔵の高級酒用の精米委託を受けている説明を受けた。もちろんこだわりで最新機を買う蔵の話も。

ここは原則自家精米方針なのだが、YK35とか機械の比較も兼ねてその精米機メーカーに一部だけ削ってもらっている。

二酸化炭素排出量の削減の話になったが、そりゃ産地の精米工場で削ったうえで蔵へ運んだ方が環境負荷は少ないだろう、と言ったものの、さてどうしたものだろう。玄米の動きだけを見れば、玄米倉庫から一直線に米が蔵へ来るよりは、精米工場で例えば35%まで精米してもらえば、運ぶ量は3分の1近くに減る。CO2も比例するだろう。ただ、精米工場が産地に近いとは限らない、その精米工場は雄町の主産地だが、山田錦の産地でもあるがピンではない。某所産特Aとか指定で委託している蔵が多いだろうが、かなり回り道した三角形の動きに米はなるだろう。

理想とすれば米産地の米を地元の蔵が直接精米する、つまり地産地消だが、米の品質にこだわったり、どの機種の精米機で磨きたいとかを追求すると、米が動く距離も増える。

自社精米するとトレーサビリティーの説明がしやすく、見に来た人にも理解されやすい。蔵へ人の出入りが激しいのはよくないが、精米所を見学されても、あまり品質管理リスクがないので、あると来訪者には見せやすい部分ではある。

自社精米にはこだわってきた方だが、こういう観点もでてきた時代なので、産地の精米工場も一部活用するのもいいかもしれない。

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2009年6月25日 (木)

白浜温泉にまた泊まってきました 海舟

月に2回も白浜温泉に泊まったというと遊びすぎの感もあるが、製品のエンドユーザーさんへのご挨拶とか、一杯飲んで紀南の梅の情報を集めてサプライチェーンの結束を固めるとか、まぁいろいろあるんだな。翌朝は新宮へ移動、帰路は印南もよって、相当な運動量でもあった。

新しいホテルでハヤっていて芸能人もよく使う?とか聞いてきたが、つまり温泉旅館ではなくてリゾートホテルという意味がわかった。新しいから最も工夫を凝らしてもいるし、これからは、和室の布団を上げ下げして仲居さんが挨拶したり荷物を運んでくれたりというようなことより、かまってくれない分静かな方がいいと思う人が増えると思う。離れはもう一段いいらしいが、角部屋で海の眺望もいいし、荒磯が近く、怒濤の響きが何かをかき消してしまう。その夜半強風雨だったがよく寝れた。Img_1569

朝飯食ってお一人様は自分だけだというのはショックだったが、昨夜飲んだ人達は地元で泊まらなかったからな。

梅の収穫も海岸地帯は終わり内陸でも7月10日頃には終わる。印南の農家は今年は梅の値がいいといっていたが、メーカーはジュース用とかの低価格品は去年よりかなり安く安定したという。JAに出荷するのでも、みなべと他では10㎏1箱で1000円くらい差がつくという。まともな梅なら、㎏200~300円見当という相場らしかったが、ジュース用は今年は80円とかで、それが去年は中国産忌避で国産の裾もの需要が高まり170円とかだったから大変だったろう。もっとも他県では50円の梅を集めて加工している所もあるようだ。たぶん鶯宿とかだろうが。鶯宿、古城に比較して、南高梅は人工的に作られた品種なので、指定された栽培法どおりに作らないとうまく収穫できない、やっかいな所があるそうだ。身が大きいので梅の王みたいな存在だが、いいことずくめではない。「お礼肥え」というのが笑える言い方だが、収穫後地力回復のため施肥するというやつらしい。成木になると1本に200㎏まで狙えるというが、普通100㎏から150㎏じゃないか、これを反に25本、よく植えて30本、つまり8m間隔までゆったり育てないといけない。八斗田、晩稲あたりが最高というから、そのうち見に行くことにしよう。聞きかじり農業に徹して加工品を製造する。自分でも作ろうというのではなく原料提供者に敬意を払うためだ。

Img_1571 シンプルな前庭もいいが、入口脇にその南高梅を植えている。東京資本と地元梅業者の合作で、当分高いパフォーマンスを示すようだ。(浜千鳥の湯 海舟

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2009年6月22日 (月)

阪神なんば線乗ってきました

3月20日に開通したばかりの阪神なんば線に乗ってみた。大阪難波駅も御堂筋線からの乗り替えが妙に便利になっていた。西九条までの地下部分は全部各駅停車で、桜川、ドーム前、九条と来て、西九条まで約9分、ここからしばらく高架になって、快速急行は尼崎まで止まらない。たった7分で尼崎だ。なんばから16分で320円、これは便利、人の流れも変わるだろう。梅田を経由しなくていいのだ。帰りは区間準急なので、各駅になる。それでも11分で西九条まで行ってしまう。工業地帯の風景はちょっとさみしいが、アパートだのマンションだのが混じってきている。いいのか悪いのか。尼崎から最初の駅は大物だが1分もかからないし本線と併行しているからちょっと意味不明の駅に思えたが、梅田方向へ伸びた線路がさらに南寄りに分岐する地点だ。新しい車両にぼんやり座っていると休日感というのか、ああ今日の休みも過ぎていくなという空しさと安らぎ感がない混ざった気分になる。以前仕事で利用した時はもっと遅かった気がするので、だいぶいろいろ線路や駅をいじったのではないかと思った。やはり製造業をやるうえでは良い環境なんだなとコンパクトだが目一杯倉庫や設備が詰まった事業所群を眺めながら思う。神崎川が中州になっていて、大物と出来島の間で二回鉄橋を渡る。地図で見れば福駅あたりにしても新淀川と神崎川に挟まれた河口近くの中州なんだな。その新淀川を越えると伝法で、ぐっと住宅が増え工業地帯から下町へとイメージを変えるが、それでも事業所は多そうだ。古い住宅、共同住宅が密集している。千鳥橋から高架になって西九条はもうすぐだ。環状線に乗り換えるがちょっと周囲をうろつく。黒江屋なる金融業者の看板を見つける。和歌山と関係あるのかな。立ち飲み屋、遊戯場とかいろいろ。JRはJRで、西九条から乗り換えなしの大和路快速利用で、JR奈良駅まで43分、690円だと駅へあがる階段にシールを貼って広告していた。Img_1560 阪神=近鉄だと快速急行の場合、近鉄奈良まで50分、740円らしい。

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2009年6月18日 (木)

青梅のプライス

紀伊民報という地方新聞が和歌山にはあって、紀南、特に田辺を中心に購読数が多い。何でも葬祭情報の関係で読む人が多いらしいが、どういう居酒屋がどこでオープンしたとかまで掲載されるのでたしかに紀北の新聞とは違うユニークさがある。全県下の情報はある程度知っておきたいという自分なりの背景があって郵送で取っているが、月2130円ほど。読み終わると瓶の包みにも一部使うが、ローカル紙は地酒にあうので受けはいい。

それが、田辺の梅市場についてちょうど載っていて、地域の関心事だというのは実感した。で、田辺市稲荷町の田辺中央と南紀州の両青果市場、と書いてあるから市場は2つもあるということ、野菜・果物と同じ扱いなんだろうなと推測されるが、写真ではほとんど梅のコンテナでいっぱいだ。15日に160トンについて平均187円、去年6月は280円まで行ったらしいがこれは中国産梅離れから国産指向が強かったためで、今年は落ち着いているらしい。入荷量は去年並か。

とは言え多様な産地、多様な品質ランクが混ざって平均それということなので注意が必要だ。ふつう200円以上はするし、洗ってとかの処理賃も込みで市場外で直接買うともっと高いんだろう。それにしても量産用は県外業者によれば数分の1のもあるようだ。米でだいたい想像はつくが梅の方が等級格差は大きいようだ。

先日の強風の影響で風ずれが一部で、とかで、加工用の落ち梅と拾い梅に限り特に土曜に受け入れるとか書いているが、加工用とは梅酒のことか?県外からの入荷があるのかとかは書いていない。来週あたり白浜で聞けるはずだ。

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青梅のプライス

紀伊民報という地方新聞が和歌山にはあって、紀南、特に田辺を中心に購読数が多い。何でも葬祭情報の関係で読む人が多いらしいが、どういう居酒屋がどこでオープンしたとかまで掲載されるのでたしかに紀北の新聞とは違うユニークさがある。全県下の情報はある程度知っておきたいという自分なりの背景があって郵送で取っているが、月2130円ほど。読み終わると瓶の包みにも一部使うが、ローカル紙は地酒にあうので受けはいい。

それが、田辺の梅市場についてちょうど載っていて、地域の関心事だというのは実感した。で、田辺市稲荷町の田辺中央と南紀州の両青果市場、と書いてあるから市場は2つもあるということ、野菜・果物と同じ扱いなんだろうなと推測されるが、写真ではほとんど梅のコンテナでいっぱいだ。15日に160トンについて平均187円、去年6月は280円まで行ったらしいがこれは中国産梅離れから国産指向が強かったためで、今年は落ち着いているらしい。入荷量は去年並か。

とは言え多様な産地、多様な品質ランクが混ざって平均それということなので注意が必要だ。ふつう200円以上はするし、洗ってとかの処理賃も込みで市場外で直接買うともっと高いんだろう。それにしても量産用は県外業者によれば数分の1のもあるようだ。米でだいたい想像はつくが梅の方が等級格差は大きいようだ。

先日の強風の影響で風ずれが一部で、とかで、加工用の落ち梅と拾い梅に限り特に土曜に受け入れるとか書いているが、加工用とは梅酒のことか?県外からの入荷があるのかとかは書いていない。来週あたり白浜で聞けるはずだ。

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2009年6月16日 (火)

青梅に田辺市場なんてあったかな

今日は九州から来社だ。焼酎で十分な所かと思いきや、日本酒党も多い。純米酒のバリエーション作りにはいくらでも協力しますよ。まぁ梅酒が結局出て行くだろうけど。

そんな話をした後、県下でも最も真面目と目される梅屋さんから電話が入る。今年も買われますか。洗ってから冷凍した梅です。去年お送りしたのより粒は大きいです。そう去年は注文が遅かった。いいのはいつも早い者勝ち。冷凍すると細胞壁が割れてエキスがよりしみ出しやすくなるが、冷凍前に洗っておく必要がある。

冷凍でない場合は洗って、小さじ等でほぞを取り、乾かしてからホワイトリカーへ投入する。今年も漬けるようだ。

ここは直接買うからいいんだけど、青梅でも完熟でも田辺に梅市場ってあったかなぁ。あまりいい傾向じゃないな。梅干し市場は飽和状態を超えている。経営努力が梅酒の方へ目を向けさせているが、さて。

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2009年6月15日 (月)

真鯛はたしかに尻尾を振っていたな とれとれ市場(白浜温泉)

年1回の泊まり込み研修会、帰りは白浜へ来たらお約束の「とれとれ市場」に寄る。取り扱っていただいてもいるから表敬訪問でもある。Img_1449 ここは経営が漁協なのだが、立地もよかったんだろうが、大成功、そこらの観光地のお土産センターだの何とかワーフだのの域を完全に超えていて、ちょっと説明できないような取扱商品の幅がある。酒コーナーも専門業者の店より大きく、地元志向を乗せた大型店+観光性のあるデモンストレーション展示があり、アクリルタンクの梅酒が量り売りされている。当然魚が看板だから、水族館みたいな水槽を鯛や小魚が泳いでいる。水槽の外でも「とれとれ」らしく、真鯛はまだ尻尾を振っていた。朝8時半から開店しているから、朝市を兼ねている感じだ。そう言えば白浜温泉には朝市はないような気が。今でも巨大だが、隣接の丘を崩して温泉を建設中だ。高速が田辺まで伸び、さらに南進も期待される今、1000円高速の効果もあって、ここはちょっと例外的にホットな所になっている。

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2009年6月14日 (日)

リデュース、リユースとリサイクル、そしてリターナブル瓶

紀の川市打田生涯学習センターへ行くと、工作室で1.5反の菜の花畑で採れたアブラナを搾っていた。アフリカの砂漠の街のような色調の建物だが、図書館とセットになっていて、近来のハコモノにしては好きなイメージだ。日本の行政の貧困が取り上げられるが、安い費用でこういう施設も使えるのかと妙な感心をする。入口の孫子の石像が何でここにあるんやとは思ったが、姉妹都市の関係で贈られたようだ。Img_1459_2

菜の花プロジェクトには参加できなかった。畑を一度見に行ったくらいだ。びっくりするほどわずかしか油は取れなかったが、無農薬無肥料で初年度完遂されたことに敬意を表そう。

で、10人ほどを前に、空き瓶のリサイクルについて説明する。3R運動とはいうが、今はリサイクルできたらいいや的な流れなので、できるだけリターナブル瓶の製品を買ってほしいこと、それを回収してくれる酒屋へ持ち込んでほしいこと、再使用(リユース)率を高めるためには、どういう問題があるのか等を話した。飲料製造業者が話して説得力があるのかやや疑問だったが、少しは背景など知っていただけたかと思う。意識の高い消費者でさえ、無色と茶色、その他特にエメラルドグリーン瓶の後の扱いが違うことは知らない。ゴミ回収日にビニール袋に入れて出された瓶はほぼカレットになってしまう。せめて1.8L瓶とビール瓶は回収してくれる酒屋へ持ち込んでほしい。自社の直接配送エリアなら中容量瓶も再使用されるチャンスがある。当社は何とか720mlと300mlを全量ワンウェイ化せずがんばっていることを話した。共同作業所で中小容量瓶を洗ってもらっているとか。県外はもうどうしようもないが。しかし地元でも1.8L茶瓶は回収するけどグリーン瓶は回収しない酒屋がいると聞いて、これはどういう理由なのか調べる必要があると思った。酒販免許は自由化したが、いっそ指定された種類の瓶については回収義務を法定するなんてどうだろう。

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2009年5月31日 (日)

田植えと周辺の風景を見て

どうして田植えのタイミングで米の生産調整(減反)見直しのニュースが流されるんだろう。蔵の近くの水田の多い地区を少しぶらついた。この土日でおそらく兼業農家は田植えを済まそうとしたんだろう。岡田という近所の地区はだいたい田植えが済んでいる。もう少し川上ではまだ代かきの田が多いようだ。都市近郊の農地なので、写真を撮ろうとすると実感するが、必ず周囲は分譲住宅か地場産業のプラスチック成型、家具、漆器といった作業場、倉庫に囲まれている。Img_12672操業していない工場もある。

それによって米作りとか農業とかいう観点からは将来を大きく押さえ込まれた土地になってしまっていて、今は手を付けられない。「宅地化されるのを待っている」と表現してもいいだろう。

こうした近所の田で「蔵元の酒米栽培地」の看板を立てて酒造好適米を作る提案もあったが、周囲の状況から、それはやめておくことにした。地元県内産の米を使うアイテムはあるし大事にはしたいんだが、もっと山中の地域の米を、それも数量限定して使う方針になってしまった。主産地の専業農家を訪ねる機会が増えるとどうしても差を感じてしまう。米の調達方針については覚悟を決めつつある。

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2009年5月25日 (月)

大阪チーズくいだおれ2009

NPO法人チーズプロフェッショナル協会の人が、新型インフルエンザの関係でちょっと開催に不安もあるんだと言いながらパンフレットを置いていってくれた。「SCAN0222_000.pdf」をダウンロード 予定では当蔵の大吟醸酒粕とチーズの相性をPRして下さるとのことだ。この前何種類か酒粕を渡したのに、ハロウミというキプロスの羊の乳から作ったチーズを漬けたものを届けてくれた。しばらく毎朝食パンか。

正直どう関わるのか戸惑うところもあるが、本人はいたって真面目そうだ。洋食系のレストラン関係者が取る資格のようで、新潟あたりだと酒蔵で取る人も出てきているそうだ。ワインアドバイザーと並列的なイメージなので、チーズソムリエみたいな資格もあるのかもしれない。とは言え国産さらには県産のがほしいよねと聞くと、それは将来出てくるよう働きかけるつもりらしい。ラングルという種類があって、ウォッシュ(塩水かマールで洗ってリネンス菌を塗る)したのがおもしろいんじゃないか、と言われてもさっぱりわからないのは今の段階ではしかたないかもしれない。

盛りつけが漆器の黒に合うんだというので、近所の漆器屋も連れて回った。ここは漆器産地なんだが、地元のことも知っておいてもらおう。

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2009年5月23日 (土)

土曜の朝、農業を考える

土曜の朝、そう今日は営業日ではなくて、はんこを取りに来た証券会社の方と話す。なぜかわずかな株があって手続がいるんだそうな。酒の話が米の話になり、結局株の話になった。農業が注目されだしたので、農機会社の株が知らんうちに上がっているが、あれは輸出ねらいです?とか、風力発電なら何とか製鋼が大元の株を持っていて云々というわけだ。米を買いに行く自分の見聞では、小規模兼業農家よりも真剣で規模の大きな専業農家の方が経営が厳しく、育成がうまくいってないと述べる。どの政党にせよ選挙で勝ちたいから頭数の多い兼業の肩持つよね。彼のご両親が九州らしく周りが農家は80才台ばかり。もう限界だから、今の体制は変えないといけないとおっしゃる。でもみんな1票でしょ、どう変えるわけ。そんな話をしていると開業前に来社したお客があり、梅酒と奈良漬が売れた。朝の議論は小吉か。

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2009年5月21日 (木)

おかしいとは思ったけど(長崎市の人口)

Img_1004 そんなことはないよなぁ。長崎市の人口が30万台前半と地元の人に聞いた時の感想だ。しつこいながら帰って調べると中核市人口順位というのがある。そうれ見ろ。ちゃんと法定人口455,206人(2009年4月1日)で、375,591人(2009年3月1日)の和歌山市より多いやないか。

ただし感想は大きくは変わらない。多くの地方都市のアーケード商店街が衰退する中、健闘しているというか賑わいを保っているということで、理由は地理的位置から独立した商圏を確保していること、新幹線が未達でストロー現象がまだ起きていないこと、坂が多くて平坦地が少ない地形により、加えて路面電車を残したという政治的選択から、路線型商業施設や大型ショッピングセンターの進入を阻止できているからだとまとめられる。

加えて観光の中心も長崎の街そのものなうえ、五島、壱岐、対馬という広大な島嶼地域を長崎県が管轄しているという政治的背後地の広さもあるだろう。置かれている環境で経済の成り行きも違うもんだとよくわかった。

ただ、ちょっと調べると北方約15㎞の西彼杵郡長与町にイオングループが売場面積約74000㎡の大型SCの建設を計画、その是非を巡って地域間対立の様相を示しているようで、とりあえずは開発許可は出ず、当面お流れになりそうだ。坪300万のアーケード商店街の繁栄維持が必ずしも住民の幸福につながるとは断言できないが、大資本の自由な出店で消費者利益が増進したのかというと、これも大いに怪しいというのがこの20年の自由化の結果であったことは大方の国民が共有した感覚に違いない。

そもそもの間違いはマーガレット=サッチャーのとんでもない誤解が始まりだった。日本の流通が合理化されず規制だらけなので、イギリスのスコッチが日本で売れないという圧力が当時貿易黒字過大の日本にかけられたわけで、輸出依存の日本としては流通や酒販売の自由化に踏み切ったのだが、それでスコッチが日本で売れたわけではない。免許で守られていた酒販店はスーパーなどの一コーナーに吸収され、地方の商店街はショッピングセンターに蹂躙され文化も破壊された。自動車依存と町のスプロール化が進み、人口当たりのCO2の排出量も増やしたはずだ。今度はコンパクトシティー推進でSCのスクラップなのか、新規出店抑制は既存店の既得権化を進めけっきょく大手資本の優位は続くのか。姥捨て山化した郊外住宅地の老人のケアに莫大な予算が必要となり、購買力が落ちたら結局大型店も撤退となって、跡には何が残るんだろう。そう極端に考えずとも、幹線道路沿いの商業施設はなおも駅前やアーケード商店街に対して優位なのは明らかで、中規模店中心に果てしない業態開発と競争は続いていくはずである。最後は政治だなとは、長崎を見てきた感想である。

自分だってあのままの規制環境が良かったとは思っていない。免許規制のもと相変わらず大手中堅の画一的製品を地元商人が広告と値引きで選択して売っていたのでは、吟醸酒や純米酒が出てくる余地もなかっただろう。自由化が強いた苦境の中でメーカーも流通も努力したのだから。逆説的だが、自由化こそが清酒の高品質化と多様化を広めたのだ。

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2009年5月18日 (月)

一番安い路面電車はどこか 長崎は本当に雨だった

妙に堅い調子の「長崎は今日も雨だった」を銅座町で聞いたら、翌日は本当にどしゃぶりになった。グラバー邸あたりはまだ小雨だったが、風頭のハタ資料館では歩くこともできず、建物内に避難しているようなものだった。市内に降りてくると小降りになって、浜の町アーケードを歩いて、吉宗(きっそう)で茶碗蒸と蒸寿司を食べたら、後は空港に帰るまで一人で歩かねばならない。32年前、25年前と2回しか足を踏み入れていないが、ここも坂が多くて道が狭いところは和歌山も同じだ。

中心商店街がまだ活気があるのは驚きで、空き店舗はないし、出物があっても何とか決まるらしい。ただ100円ショップみたいなものも入ってきてちょっとね、とは地元の方のお話だった。たぶん新幹線がつながっていないし、福岡から離れているから独立性を保てているんだぜ、と思ったけど。そう平地が少なくてロードサイド型の大型商業施設が中心商業地を破壊することを阻止しているようだ。市電を止めなかったのもいいだろう。信じられないが浜の町の一番高い所となると坪300万円以上するらしい。人口が30万台前半というが、活気は和歌山市よりあるように見えた。港もあるし、何より観光の中心でもある。それが県南部と離れている和歌山県との違いだ。とはいえ路面電車が100円。もしかして一番安いのと違うかな。ここらで政治経済の側面なんかも感じられる。Img_1011

春の行楽はこれで終わりだが、この春は広島、高知、長崎と路面電車を見て回ったようなものだ。

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2009年5月16日 (土)

出来てしまえば前からそうだったような

紀南方面に来週水曜までに行っておきたいが、いくら便利になったとは言っても3時間近くは見込んでおきたいから日中動くと時間ロスも甚だしいし、予定はバラバラと入ってくる。結局夜移動して泊まることにした。贅沢だが疲労を抑えるために高速を使う。あれほどゴールデンウイークには渋滞した近畿自動車道だが平日夜ともなれば、ガラガラで早いの何の。ローカル経済に貢献しようという私の気持ちに天の褒美か、急遽田辺の仕事が舞い込んだので、朝から新宮で昼間までに用事を済ませ、田辺に移動した。これが平日、日中の311号は結構交通量が多く、1時間30分くらいかかってしまうのだ。ダンプにトレーラーと産業の動脈になっている。新庄方面へ行くから朝来の国道42号まで突っ込む。

話には聞いていたが、新庄と朝来の間のトンネルはすっかり切り通され、ゆったりしたスロープに変わっていた。時に渋滞もし、狭いトンネルの圧迫感もいやだったが、平均3分やそこらは所要時間が短縮されているはずだ。何だか昔からそうだったかのように思ってしまう。初めて来た人なんかは当然だろう。

Img_6774

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2009年5月14日 (木)

1次産業と2次産業の間で米は蒸されて溶かされる

JAと上部農業団体の方にご訪問いただく。秋にはいちど見学させて下さいとお願いした。

当然去年の米の話やら農業の話になるが、天候、気候といった不確定な要因があって年1回の収穫という、安定した量と品質確保に限界があるという、農業の本質についての話になる。酒造でも気候の影響はあるし、その米の年ごとの違いへの対応に迫られる苦労を話す。設備と購買、技術が一定としてでもだ。継続的に酒造りをしていくからタンクごと、米のロットごと、作業時の気候等で、同じスペックの製品でも微妙にブレる。それを安定させ高品質にする設備と技術が求められるわけだが、そんなに都合よくいくはずもなく、不断の向上をめざすしかないのだ。そうそう、出荷までの処理、出荷した後の経路と管理によっても違いが出る。

 その蔵から出荷された先の世界はそういうことは考慮されない、もしくはしたくない世界だ。一部ではその年ごとに微妙な差があっていいんじゃないですか、と言う人もいるが、それは気休めで本心ではない。安定した、高品質で、できたら安く、ほしいだけ、早くというのが現実でこれは工業社会の価値観だ。運送、流通、提供はサービス産業になる。

原料が入ってくるまでが1次産業ワールド、蔵から酒が出て行った後は2次産業、3次産業ワールド、その境界は蔵の中にある。たぶん薄暗い蔵の中で、米が蒸されて、もろみの中で溶けていくところで別世界に遷移していくということで、酒蔵というのはおもしろいのか不可思議な場所だということになる。

 そういう産業社会に背を向けた者どおしの連帯みたいなものが当初の地酒マーケットにあったかどうかは定かではない。初期に名を成した蔵もけっこう大きいから。どちらかと言えば流通側にその傾向があったが、今は蔵もそんな雰囲気な所へ向かう所が多い。まじめに経営すると2次産業的になって、ギスギスした社会に取り込まれていくが、それを経営努力というようだ。どの程度お客の需要に合わせるのか、これも難しい所で、普通の産業なら顧客ニーズには可能な限り対応して、規模を拡大する、でいいが地酒の場合はそうでもないと思うのだが。

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2009年5月 8日 (金)

ツアーが始まる

連休が明け、今度は私のツアーが始まる。これから2週間の週末は、西日本の地方へ消えている予定だ。そのかわり6日まで、蔵に詰めていたからね。そのためにも今日は大阪へ出かけておく必要があった。

南海電鉄の汐見橋線に乗ったのは初めてだった。Img_6650 芦原町から西天下茶屋までの短い距離だけど、工業地域を走り抜ける車内は人影まばらだった。周りもあまり人は見かけない。それにしても1時間2本のダイヤとは思わなかった。もともと南海高野線は汐見橋から出ていたという。人口移動もあったに違いない。南津守、千本、岸里、天下茶屋から萩ノ茶屋、そしてまた天下茶屋とだいぶ今日は下町を歩いた。もっとも朝から谷町にも寄ってはきたけど。ずっと同じような家並みが続く所を歩くのは、顔を上げるとすぐ山があったり海の見える田舎者にはすごく不安なのだ。四つ橋線の岸里から歩けばよかったとかつぶやくが、これもよかったかもしれない。

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2009年5月 7日 (木)

初心者向きラベルイメージ作成法

小企業の経営者が自社製品のラベルを自分で作るケースも多かろう。ご同業でも、プロ顔負けのリーフレットをフォトショップで作る社長さんがいる。そんなややこしいことは業者にまかせて営業することに賭けている人もいる。どうカネと時間を使おうが人の勝手だが、自分の場合、どっちつかずの方針からなかなかそういう技術が上達しない。とはいえ、ラベルの企画印刷業者にこういう物を作ってほしい、あるいは内製するにせよ担当社員にイメージをできるだけ正確に伝えるためにも、ある程度は「作図」を理解したいところだ。自分だけでなく、ここは代々センスが悪いとご指摘いただけるありがたい方もいるが、デザインだけならスケッチブックにクレヨンとか絵の具でイメージを書いて渡せばいいだろう。ところが今はそれを伝える時間、コスト、頻度(少量多品種)で、どうしても限定品とかは内製のステッカーや小札、リーフレットを作成することが増えている。もう今後カタログは作らなくなるんじゃないだろうか。企業秘密と言うにはあまりにお粗末なのだが、花子とスキャナー、アクロバットで下手なりに工夫してきた。最近、使い始めたソフトでおもしろいのは「そのままJPEG」(株式会社マグノリア製)、各種ファイルを印刷メニューからJPEG化してしまうというやつで、当然きれいさは欠けるが、メールに添付してすぐイメージだけは伝わるという効能がある。ジャストシステム社には申し訳ないが、花子を相手が使っていないと、せっかく作った作品をファイルで送れなかった。PDF化ももちろんいい方法だが。地酒ショップを見ていると、メーカーも販売店も素人作品をどんどん実戦投入しており、少々のデザインの問題よりは、限定品の希少性優先(100本しかない商品のラベルは印刷屋には頼めない)という感じだ。バーコードを作成するソフトもあるから。でも商品写真はプロにできるだけ頼むべきだろう。どうやってもまるでできが違う。

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2009年5月 4日 (月)

’09食博覧会・大阪 

数年ぶりで大阪の食博覧会をのぞいてきた。日本最大の食の祭典と銘打っているだけに、立錐の余地もなく、6号館B「日本あじわい館」など立食もままならない人の波だった。小ブースでも定価で528000円という出店料を払うからには、それなりの規模の企業しか参加もできまいが、関係してくるのは6号館A「銘酒街道」に、灘・伏見の大手8、奈良の中堅1の計9社が共同でコーナーを作っているくらいか。知名度アップへの意欲にも差があるからか全ての大手が出張ってきているわけではない。業界の面子もあるから、6号館Bの焼酎街道には負けてほしくないと大手を応援してしまう。ざっと見ていると(今日は車で試飲できない)、各社それなりに出店の方針が違うようで、副産物、関連加工品を強く打ち出している所も目立ったし、大人しく主力商品と企業イメージのPRに重きをおいているところもある。しかし化粧品に煎餅、石鹸、最近はカレーまであるが、酒をどういじくってカレーになるのかゆっくり見ていられなかったが。微発泡にごりね。さすがというかトップシェアのH社は日本酒と料理の相性をテーマに大パネルと専用パンフで、清酒そのもののPRをされていたのはりっぱだった。日本酒と料理の相性を知る3つの基本形、バランス、ハーモニー、ウオッシュ、をベースに、7つのセオリーを展開されている。オリジナルな部分もあるだろうが、まずは自分もそう思うという内容だった。要は濃い味や旨みの強い料理には濃い酒を、甘い味付けや酸味の強い酒には甘口といった感じで、似たものを対応させるというイメージだ。いちいち考えておれんからね。ただ脂っこい料理に、熟成タイプはわかるが、淡麗タイプをウオッシュで持ってくるのは?だった。焼き肉屋ではビールが強い。淡麗な清酒が合うとは聞いたことがなかった。古酒はいいと思う。

ホールのくいだおれ太郎も見納めかもしれない。Img_6644

会期はあと数日ある。4/30(木)~5/10(日)インテックス大阪(南港)当日大人2000円。

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2009年5月 1日 (金)

連休直前

明日から連休。製造部も交代で長い休みに入る者もいるだろう。20フィートの中古海上コンテナがけっこう蔵近くの広場に2段重ねで置かれている。狭い敷地なのでしかたがない。本当は作業の安全上も平置きが望ましい。冷凍機を住宅地でも置けるような消音型に変えている。この時期ずっと今日もだが、瓶詰製品をコンテナへ格納する作業が続いている。これだけの本数になると、冷蔵倉庫建てた方がよかったんじゃないかと思い始めるが、いやいや。フォークリフトでコンテナに酒を詰め込むのを見ながら、建設会社と蔵修理の相談をした。屋根がでこぼこになってきている話、雨漏り箇所の修理、洗米場のコンクリート劣化への対応。外壁の土が押されてくると板張りが膨らんでくるのでわかる。やっぱり外壁は焼杉板だ。ひとつひとつ話せばすべて道理にかなったことばかりで、重い物を置けば床も沈むのだ。

ついでに大蔵(おおぐら)の長さを測ると概測ながら、24mほど幅は12m程度か。こうじ室と発酵室のある続きの蔵は11mずつの正方形に近い。大蔵の西面は若干直角ではなく広がっているのを確認した。どうも修理費をかせぐために働いているようなものだ。

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酒粕なんてまともに売れないよな

今日は酒粕を引き取ってくれている業者さんの訪問を受ける。当然それだけでなく漬物も扱ってらっしゃる。四国にも工場があって、両工場で17,8人の従業員、すべて正社員だというからたぶん大きい方だろう。

金属探知機3台にX線検査機を保有、工場には監視カメラと機械警備。四国の工場を大阪で監視できる。6ヶ月画像を完全録画か。そんな必要があるかとか言ってると時代に取り残されてしまうんだろうか。

造りの終わった頃を見計らって今日は買取価格の決定と品質検討、要望を受ける。金属探知機なぁ。粕はがしの作業時は床面にビニールシートを引くとか、コンパネを廃棄してプラスチックボードに変えるとか、まぁ品質管理面でいいアイデアが得られたと思う。

それにつけても監視カメラか。随分安くなっているようだが。性悪説が世界を席巻しつつあるのを感じる。

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2009年4月29日 (水)

白浜温泉は好調らしい

いっしょのテーブルに座ったのは白浜温泉の旅館に酒類を納める店主さんだ。あと県内と近畿南部の酒販店主、どちらも量り売りに力をいれている。あとは地酒に注力している地方問屋さん、そして大手メーカーと、全国問屋、主催会社の製造課長さんだ。それぞれいいお話を伺えたが、とにかく白浜温泉の状況についてだ。ここの会場だってそうだが、こういう温泉地のホテル旅館に酒を納めるというのは並大抵でできることでないのは重々承知しているが、その社長の感覚なら間違いないだろう。2極化傾向はあるが総じてやや期待が持てそうな雰囲気らしい。安いバス送迎付き8,9千円プランか、高いけど1泊4万弱程度で、新しい、余計なサービスはしないで本当に静かにできる?高級店が好調なんだって。休日1000円の高速もあるが、金は有るところに有る、ということで、パンダの繁殖ニュースや、養殖技術の実用化でクエキャンペーンが好調だったり、マグロも養殖技術の進歩がいい影響を与えているそうだ。やっぱり決め手は投資と技術進歩だぜって。どうも新聞とかの景気感と違うような話なのだ。一度全部回るから連れて下さいとは頼んだが、反応が楽しみだな。最後は渋滞対策で、御坊田辺間も4車線化が決まった。750億でできるそうだ。来平成21年中には海南から有田までの4車線化も完成する。中間の有田御坊間は調査中らしいが、どうせすごい渋滞がそこで発生するから、すぐに建設決定だろう。これからも少しずつ白浜や紀南の観光地は集客のネタが出てくるということらしい。期待しよう。

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2009年4月28日 (火)

市場との相互作用を意識する

設備投資をして供給能力を大きくする時、小企業の場合、自らの行為が市場に与える影響はほとんど考慮しない。シェアが小さすぎるから、供給が増加した結果、競争が激しくなって価格が下がる可能性はないとみなすわけだ。わかって無視するならいいが、まったく考えずに他社のシェアを自動的に取れると考えているとしたら問題だ。とりあえず市場規模が拡大している状況ならこれもある程度は許されるだろうが。

ところが結構シェアのあるプレイヤーの供給能力増強、他業界、他地域からのいきなり大規模な参入は、自分の行為が需給関係に対して影響を与えてしまう。温泉の大浴場の湯船に飛び込んでも湯面は上昇しないが、内湯の小さな浴槽の身を入れると湯があふれるようなものだ。市場規模やその予測、他のプレイヤーの行動や新規参入、退出の動向、つまり供給力の予測も必要ということか。自社の都合のみ考えて設備投資をしたとき、市場からの反作用も考慮に入れなければならない。

 多角化、新部門への進出、既存設備の増強は結構だが、国内市場は特にどの分野も飽和状態に近い。ニッチや新しい需要の創出、新市場の開拓を考えないと、自ら作り出した競争激化に苦しむことになる。電車の中でのつぶやきだ。

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必死のパッチでリニューアルスタート

このご時勢たまに大阪で飲めれば良しとしようぜ、南海電車で難波まで移動する中で何気なく見回していると、タイトルのコピーが車内の吊り下げ広告で目についた。約束の時間には余裕がある。見に行こうか。

「必死のパッチ」は今でも使うんだろうか。関西弁の表現には違いないが、そんなに上品なイメージもないし、上場企業のオフィスではまず聞かない言い回しだが、ファッション系の商業ビルでデベの広告で使うんかい?。いや、南海電車ならOK、大好きっすよ、このノリ。パッチは朝鮮語由来の足首まである股引のことで、江戸では絹のものをそう呼んだそうだから、明治以降の言葉ではないが、必死の-、はどうみても近代の表現で、主に中小の商売人が苦境と戦う心理表現で用いる。しかし以前から何で必死になるとパッチなんやとは年長の商売人が使うのを聞くたびに疑問に思っていた。語呂合わせ、茶化し、ずり落ちそうなのをこらえている?、リズムからして必死なんだけど、まだシャレで言える状態という感じだな。和歌山と姫路で聞いたことがあるから、一応関西全体の表現ということだろう。電車の広告コピーに使うくらいだから、年寄り限定とも断定できない。恥ずかしながらステテコとパッチ、襦袢が混同していたくらいだ。広告にも目を向けよう。

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2009年4月24日 (金)

追廻門で稽古

わずかに空いた時間で何をするだろう。携帯コネクターで撮影したばかりのデジタルカメラの画像をいきなりここへ貼り付けてみるか。画像をSサイズにしておかないと大きすぎる。普通のサイズで撮影するとノート等で縮小する必要がある。携帯から特定のサイトへ添付メールの形でブログ更新はできるが、文字打ちが億劫なお年頃だ。和歌山城に近い所にいたので追廻門で試そう。城の西門だが、石垣の間に台形のブリッジ状に嵌め込まれたような門で高麗式と書いてある。建てられたのは江戸初期で、朝鮮式ではなくなぜ高麗式なのか、考えてしまう。ゴルフ場の芝もなんでコーライなのか?。文禄慶長の役で朝鮮の儒学者李梅渓を紀州公は連れてきている。敬ったようだがまぁ拉致やね。しかし門は高麗式か。門の外の扇の芝で、藩士が騎射の稽古をしたから追廻門だそうで今は国道を越えれば県庁の方へ続くあたりだ。こちらはカメラの稽古。Img_6478

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2009年4月23日 (木)

流れを見よう

そろそろ造りもお仕舞いで、用具を洗って中庭で日干ししている。気は抜けないがのどかさを感じる時期だ。

先週は木曜夜から広島へ行き、土曜には関東へ直接行って日曜には横浜のみなとみらいでイベント参加というミニツアーだった。タランチュラを模した機械も見物してきた。タイヤ付きの矢倉で上部がクモになっている。10人くらいが搭乗して道路いっぱいに伸びた腕等を操作して、ドライアイスなんんだろうか霧を吐いたりする仕掛けだ。大きさと音と目新しさで人寄せになるんだろうが、岸和田のだんじりみたいなもんかと短絡的な理解で打ち切ってしまうほど、やや疲れていたかもしれない。

販売業界、蔵元、消費者と短い時間だが対話したり感想を聞いたりしたが、ちっぽけな地酒業界でさえ見方を変えると大きく違うイメージが現れる。関西のファンはかなり純米、きもと系にバイアスのかかった志向なのかもしれなかった。広島も関東もその平野の広がりと同様もうちょっとおおらかといった感じだ。なにしろ本醸造系がまだまだ大部分を占めている。通のいうゴツイ酒というのもまたよくわからない話のようだ。旨味は大事にしたいけどね。しかし大規模なイベントは完全にファン感謝デー化しいているという感じで、商談会とかコンベンション的なイベントとはっきり分化していく傾向にあるのが感じられた。

すべてが少しずつ変わっていく。当然なんだろうけど。

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2009年4月16日 (木)

広島へ移動

大阪の難波にあるスイスホテルでコンサルタントの先生達と夕食をとりながら景気を伺いもし、来月の講演についてお願いする。こういう時でもきちんと収益をあげている所はどこの業界にでもいるようだ。でも何だかニッチだったり、インフラやネットをうまく使ったりで、スケール感には乏しかった。ただし大体が商売先は全国で広範囲だ。中国にも詳しそうな方なので、おもしろい話は今後も聞けそうだった。帰らずに広島に移動。家に帰るよりも早く、広島のビジネスホテルに入れる。長く鑑評会で受賞していないので広島は遠ざかっていたが、久しぶりに来ると市電が新しく2両連結で、随分りっぱになっていた。新幹線からも新球場がよく見えた。試合帰りの人たちと市電に乗り込むが、混み具合が非常に適当で地方らしくてよかった。

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2009年4月10日 (金)

町内会の名前が酒銘の証拠

7日に甑倒しとなったので、交代で休みを取ったりしながら、蔵ではなお上槽作業が続く。一部ではこれまで仕込んだ酒の火入れを併行もする。それから片付け、総仕舞となる。蔵の修理もしないといけないので周囲を見回る。

貯蔵庫の北西角には黒牛町内会の案内板が貼ってあるが、随分はげてきて字が読みづらくなってきた。「黒牛」が町内会の名前を担いだという証拠物件でもあるが、道が細い古くからの街なので人はどんどん転出、空き地が目立つようになり町内会の存在を示すものがほとんどなくなってきた。あとは米蔵の北東隣家との境に番地の表示プレートが1枚残っているくらいだ。そのまた由来の万葉集に詠まれた岩は土中にあるが、歌碑を建ててあるのが活きてきた感じだ。そのうち案内板は塗り直しになるだろうが貴重なのでぜひとも協力したいものだ。

Img_62942

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2009年3月24日 (火)

修繕費はかさむ

酒蔵がどうしてやっていてるのかというと、既に償却済みの設備のうえで製造しているからだ、という分析をされる方がいた。古い設備でもやっていけるという意味でもあるが、それはちょっと違うなとは、品質競争だのしなければならない時勢なので思うのだ。

しかし最近も大倉の梁の一本が折れ、タンクの肩で支える形になった。修繕費はかさむ。よく見ればつぎはぎだらけ、お世辞にもりっぱではない。なにしろ裏から見れば屋根が波打ってるからな。

明治前期の建築だと聞いていたが、親に確かめるとその部分は100mほど離れた地点から明治初年頃引いてきたといく。さらにその以前に、つまり幕末以前、田辺に建っていた醤油蔵を解体して柱、梁を船で引いてのを組んで建てた蔵だという。太い赤松である。何とエコなと感心はするが、金槌で建築会社の社長がたたくと、一部音が違う。弱っても来るだろう。金さえかけて入れ替えていけばいい、という考えもあるが、どこかで思い切ったことも必要になるはずだ。

減価償却費とは違って、修繕費は資金がでていく。償却していても金は食うのだ。

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2009年3月16日 (月)

名城大学 日本酒研究会

ふつうアンケートを出した側は回答をくれた先に成果物を送ってくることが多い。大企業のアンケートだと少額ながらギフト券をくれることもある。行政がやると使命感に訴えて無報酬、無報告だったりする。こちらの繁閑と気分しだいで、ホイホイ書いたり悪態をついたりと、企画する方も運次第という感じだ。非常に申し訳ないが名城大学という学校をアンケートが来るようになるまで知らなかったが、ときどきアンケートを送ってくる日本酒研究会がある。農学部があるからか、偉い先生がいたからか。アンケートにつきあったおかげで集計結果をまとめた冊子を送ってくれた。今回はよくまとめた酒に関する小冊子付きである。学園祭での学生対象のアンケート結果も付いていたが、これもなかなか参考になる。普段清酒を飲む人間と飲まない人間で評価傾向に差があるとしている。吟醸系を飲まない人が好むならたまに機会のあるときにそういうのを選ぶだけということか。アル添とか純米でないかどうかへのこだわりが若者あるいは消費者に広がりを見せているようだ。64社が回答したようだ。

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2009年3月14日 (土)

禁酒が進むと医療費は増えるのか

ある医師が禁煙が進むと医療費が増えるので、どんどん吸って早く死んでくれと発言して問題になっているようだ。喫煙者が減れば医療費は減るのではないかとか疑問の声も出ているらしいが、たぶん、禁煙が進む、肺ガンとかが減る、寿命が延びて高齢者が増える、医療費が増える、というご趣旨だったんだろうな。

酒の方に振らないでほしいが、この前の焼酎ブームも医者あたりが焼酎がマシ的妄言で清酒業界にいい?影響を与えた。健康にいい酒などない。適量なら気分転換や意思疎通の助けになるだけだ。そもそも本源は日本においては神様と人をつなぐ媒体みたいなものだ。また究極の保存食とも言える。適量飲酒なんてやめて、なんて発言がどこからもでないことを祈る。

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2009年3月11日 (水)

アラレと煎餅は違う

今日は岩出市にあるアラレ製造家を訪問してきました。ともに地産地消にも取組み、その難しいところも共通しているようでした。粉河の山中、鞆渕が黒豆の産地とは知らなんだ。これを醤油にして県産原料の醤油にして、それでアラレを焼いておられます。ちょっと勉強になったことは、アラレというのは餅米でできていて、煎餅というのはウルチ米(飯米)からできているということでした。そんなことも知らんのか?。アラレ=グループには時雨、それから「おかき」もこちらの仲間だそうです。アラレの名称はやっぱり京都人が呼び始めたようで、いかにもというセンスですな。時雨との違いは見かけなのか大きさなのかざらつきなのか、また錦小路へ行った時、漁ってみたいと思います。オカキも鉋みたいなので薄く掻いて板状にして焼いたものだからでしょう。子供の頃見たあのオカキ用鉋はどこへ行ってしまったのでしょう。祖母といっしょに消えてしまったのを思い出しました。煎餅というのもいろいろあるようで、和歌山では有田のエビ煎餅が有名です。

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2009年2月24日 (火)

臥牛というのもあったのよね

週末、新宮の勉強会へ参加したので日曜日に紀伊半島の東側を廻って帰った。実は新しい鉄道路線、高速道路の開通があると見に行くという、環境に悪い趣味がある。寂れた道の駅と一体のSC、中国人一行が10人ばかりしか歩いていない鬼ヶ城、銘木店に並べられた栃やケヤキのテーブルかカウンター用の板が驚くほど安いのに加工賃は高いのを見て感心したり、とかブラブラしながら、2月9日に延伸開通した紀勢大内山ICに到着、ついでに熊野尾鷲道路の一部開通区間も横道に入って覗いてきた。あと4年ほどすれば高速は紀伊長島まで伸びそうだ。

それとは別に、玉城町の田丸神社に立ち寄っている。ここで見つけたのが臥牛だ。臥龍というのはよく聞くけどね。願掛けなで牛として信仰され、「なで」ると学業向上、身体健全、家運隆昌とあります。像が近所の神社のよりかわいい感じです。ああそうだ、ここは松阪市に近いから牛の産地だものね。

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半島の反対側の当方では、酒の銘柄名で「黒牛」を造っているのは名手(なて)です。ご利益というものではありませんが、飲むと酔っぱらいます。緊張をほぐし精神衛生にいいのは1日2合程度までです。記憶力を鈍らせる作用がありますが、そういうものに頼らないように考えを改める意味でいい効果もあります。

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2009年2月21日 (土)

こどもが社会人になるのは心配なんだろうな

酒造家というのは、10月から4月くらいは製造部門が交替でほぼ毎日仕事をしているから、職住近接というか蔵に住んでいると、常に誰かが自分の家に出入りしているわけだ。営業や事務は、年末は忙しいから土曜はすべて出勤、年明け以降は週休2日で1年間カレンダーで決めている。2月の土曜は事務所は静かなもので、その上の部屋でこそこそ書類を作っているというのが私のパターンで、息抜きにこうしてサイト更新不足をブログで補う。

朝方今日は事務所は休みだと思ってテレビで時事ネタを仕入れていると、3月に入社予定の新人さんのお母さんが挨拶に来られた。それもとんでもない遠方から。社宅を案内しようとしたが、飛行機の時間があるからと、すぐに帰ってしまわれた。しかしなぁ、心配なんだろうね。経営しているこっちも心配で、内定取消問題じゃないが、この時期、採用なんかするのかとか、やっていけるのかとか、悩むわな。ここ数年面接まで来た希望者には渾々とこっちから説明している、志望動機を彼らが説明するより私の説明の方がよほど切迫していると自分では思っている。

こんな業界、何で志望したんだ、もっと生産性が高くて社会にも貢献できる業界が他にもあるだろう、今時終身雇用なんて保証できないよ、都合で解雇というんじゃなくて会社がなくなることも充分考えられることを覚悟してくれ、了解してくれないと来てもらえない、そういう場合も考えて、仕事をするうえでは業務をこなすだけではなく、スキルを高めて、自分がもし再就職しなくてはいけなくなった場合のためにも備えるように。資格取得や研修への投資は当社は熱心だ。とまぁ採用する前にリストラの説明をしているようなものだ。それでも来てくれるんだから、やる気に期待しよう。諸君の造る一杯の酒の市場での評価に、会社も諸君の生活もかかっているのだ、とか大仰な演説調で話したっけ。品質指向でいけばけっこう志望者もいるのだ。

個人経営の中小企業が雇用の大部分を支えているという。支えているのかただ受け皿なだけでこのクラスの会社にしか来れなかったのか、あるいはしょぼい家業しか経営できないのかとか言うのは価値観の相違で、家だ地域だ運命だと言うのと個人の能力の発揮だ社会への貢献だと言うのと何ほどの違いがあるのだろう。20世紀を突き抜けた今、また違った価値観が出てきている気がする。その中小企業だか地域だかの話で、また午後から山中を150㎞ほど走るわけだが。

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2009年2月19日 (木)

純米酒はJunmaishuか

外国語で自国語を書く必要に迫られると、スペルをどう書くのか悩むことになる。結局かのフィリップさんの本の記法を採用したが、これまで勝手に違うスペルで書いたブローシュアもある。最近時に流通サイドから何か書いてくれと言ってくるんだが。仕入れる側が商品説明を求めるのは当然と言えば当然だが、自分で考えて商品の特徴とかPOPに書いてるのか国内でも疑問なことがある。自分で取扱品の説明ができるように考えればより売れるようになるはずなので、できたら実行してほしいものだ。最低なのは、他業者のコメントをパクルことで、ネット上でそれを怒る真面目な業者さんがいるし、厳しく自分の著作権を守ろうとされているから、注意が必要だと思う。

で、'Junmaishu'で「じゅんまいしゅ」と先方は読んでくれるのだろうか。「じゃんめいっしゅ」とか、「じゅーんめいしゃ」とか読まれんだろうな、と心配になるんだが、そう英国人、米国人、また豪国人が、それぞれ別途のスペルを思いつくかもしれない。当面これは英国式か。

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2009年2月17日 (火)

干支広場のレポートが着く

正月に何のことやらと思いつつも面倒だから協賛したイベントの御礼が着いた。富山から。ほとんど出荷のない地域へ名前に牛がつく酒銘で今年は丑年だからとかで、何でやねん。(財)富山観光物産センター「いきいきKAN」、たぶん富山駅の前にあるんやろ。どうでもいいやと思っていたが、2月中旬になって報告と写真が送られてきた。

入場者数2月6(金)751、7(土)988、8(日)1187、9(月)601、10(火)611、11(水)祝768、合計4906人、開場時間は6日13-18時、7-10日10-18時、11日10-17時。何だ、1月じゃないのか。正月にやったかと思ったね。写真が25枚。ご丁寧に。およそ牛にちなんだ産物や手作り作品、絵、工作の出品を展示したものらしい。伝統工芸品や本物の子牛、氷を彫刻した牛まである。たしかに酒は当社1種類で、ぽつんと展示されていたようだ。写真で見る限り。もうひとつ神奈川にあるのは、普通気づかないだろう。

富山で牛というと、倶利伽羅峠で木曾義仲が牛の角にたいまつを結んで夜襲をかけたという昔話くらいしか思いつかないが、氷見牛を売り出しているようだから、きっとその産業もがんばってるんだろうな。

http://www.toyamakan.com/htm/aji.html

全農も「富山育ち」とかで和風焼肉を売り込んでいる。

http://www.toyama-sodachi.jp/

さて、どう見るか。たまにはいいか。ラベルとかのイメージづくりに参考になるかもしれない。やっぱり伝統工芸品には洗練されたセンスみたいなものを感じる。

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2009年2月14日 (土)

熊本で景気の行方とかを考える

結局オレ一人かよ、もう一人は事務局だもんな。熊本あたりまで行くのは、この時期なぁ。それでも700人ほど県外、うち九州外から500人が参加だから、多少は経済効果あるだろな。

懇親会の来賓に日銀の支店長がお見えだった。珍しい。で、景気は来年になれば回復に向かうという「慰め」見解が挨拶にあった。百歩譲ってこれは大企業の話だ。同じグループで聞いた話では、何をしても今はダメだから手元に金を置いておけ、とか資金繰重視だとかの話が多かった。支店長のお話は、5年の景気拡大があったんだから2年くらいの後退は普通考えられるということらしかったが、なにしろ今は急速に悪化の最中だからな。

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熊本ラーメンは意外にあっさりしていた。「こだいこ」という老舗を紹介されたので久しぶりに食べる。有名人の色紙がたくさん貼ってあるから有名なんだろう。街の規模、城域も大きいが、歓楽街、風俗街の広がりが妙に大きい。市電が150円均一でゆったり走っているのがおおらかな感じが出ていてよかった。あと2年くらいで九州新幹線がくる。ストロー効果を心配している社長もいたが、この時期、期待する材料があるのはいいことだ。

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2009年2月 8日 (日)

2月第1週

寒くないと困るこのあたり、浜松町のいくらなんでもの路上で利き酒していました。2日ばかりビッグサイトのイベントに出たのだが。どうも内飲み優勢なのかな。

ここは3杯純米酒等を20蔵ばかりから選んで500円、3セットまでと制限がついている立ち飲みでもある。つまみは本当に簡単なものしかない。今日選んだのはクラッカーとしみせんべい、客単価はそれでも1500円くらいになるそうで、斗瓶取りとかは特別価格といっても1杯300円とかそんなものだ。さすがに客があふれていると、遠慮して路上へ出てくるが、ちょっと寒過ぎる。開放的でいいんだけどな。

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2009年1月27日 (火)

牛のイメージ

中国・北京からお客様だ。こっちも輸出まじめに考えないとな。

社長からいただいたお土産の白酒が牛欄山の二鍋頭(どう読むかは知らんが二回蒸溜してるんだと。)、当社の銘柄、黒牛に因んでのこととか。北京では銘酒で通っているとのことだ。ありがとうございました。

酒精度50%の高梁焼酎、18年熟成の珍品。香りがきれいだ。何杯も飲むとキツイから香りを嗅ぐのを主という感じか。張さんの店へ持ち込みたいところだが、先方の健康もあって悩むところだ。

8年北京で頑張っていらっしゃる社長から中国人の牛に対するイメージをお聞きする。力強いとか、結構、いいらしい。牛みたいな人だというのはほめてる言い方だそうだ。Red Bullというのドリンク剤もある?。しかし万里の長城の麓にイオンのSC?空港から中心駅まで約30分、地下鉄が5線になって、天安門広場は車では行けない?冷蔵庫はほぼ普及、不況は限定的(まぁ首都だしな)。1元の円クロスレートは今なら約13円くらい?断片的な知識が得られたが、さてうまく行けるのかいな。

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2009年1月23日 (金)

北河内

河内というのはものすごく細長いのだということに気づいたのはほんの数年前のことだ。北は枚方あたりから河内長野まで、洞ヶ峠から紀見峠と言った方がもっと広く聞こえるかな。どうしても和歌山にいると河内というと南海高野線しか頭にないが、近鉄線から京阪沿線まで、みんな河内だというわけだ。ようやく始動した今年の活動は北河内まで泊まり込みで飲みに行くという形で始まった。本業に専念される勉強熱心な酒販店さんのお話を聞くなら安いものだ。行動半径の広がりを感じるのは、ラッシュアワーでも1時間半で蔵から寝屋川まで移動できる。ビジネスホテルに駐車して地鶏を食べにいく。かえって早く寝られるし、翌朝7時すぎに出発すれば翌日の9時頃には事務所に出てくることもできる。ほとんどオフタイムで済ませることができた。

どうせ地酒のあるお店に行くわけだが、カウンターだけのお店にすごく有名な銘柄でも何とか入手しておいてある。和歌山よりは都会であろうが、こういう郊外でも店主がそういう品揃えに動くとなると、全国でそういう酒の需給はどうなるのだろう。我々が飲んでも、たしかにいい味だという銘酒だが、そのまたそう出回ってないアイテムだ。

蔵と専門店は全国に分散、ネットと物流がこういう市場を支えている。「情報」という需要づくりもネットの力が大きくなってきている。雑誌等のマスコミだけではない。

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2009年1月17日 (土)

菜の花はいつ頃咲くんだろう

あっという間に松の内とかは明けてしまった。これから蔵の方は純米吟醸だの純米大吟醸だの気合いが入ってくるはずで、店の方としてはあまり刺激したくない気持ちになる。そうは言っても挨拶に行って聞いてきた顧客の意見とかは伝えないといかんし。春のイベント企画も入ってくる。来週は何やら酒で日程が詰まっている。勉強会、飲み会、役所の関係、みんな酒関係か。となるとこの週末くらいしか出かける時間がないな。

和歌山市も郊外へでると、まったくの農業地域で、紀の川市の旧桃山町の工業団地では、何だか農業関係のカラーが出ている。福祉関係もどうも多いが、工業地の需要不足が見て取れる。ドッグランのあたりの丘陵を歩いたが。

 溜め池に白鷺が一羽じっと動かず立っている。君は何を考えているんだろうな。離れて見ていると瞑想して風に吹かれているようでもあるが、必死で水中の餌の動きをさぐっているのかも知れない。休養してもう一度餌を探しに飛び上がる力の回復を待っているのかもしれない。外観上静かに街の中に建っている酒蔵なんかも同じような感じかもしれない。外から見たらのんびりしているようにも見えるからな。そんなことを思い目を降ろすと、もう菜の花が開花している。

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菜の花はいつ頃咲くものなんだろう。温暖化で早くなっているのか、これくらいのものなのか。この畑は、地元地区の耕作放棄地をできるだけ少なくするための運動の一環らしい。

傾いた日に少し赤みが入った色に見える。あちこちで菜の花プロジェクトとか言い出しているからな。

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2009年1月10日 (土)

品川駅あたりでマンションを見る

ある会議で情報交換したが、景況感が急激に悪くなってきたので今まで慢性的に悪かった地域や業種がマシに感じられるような印象だった。大手メーカーの孫受けくらいになると前年比3割減5割減続出らしい。そんな情勢ともなると、より効率化を急ごうという気になって、出てきたついでに不動産屋に会うことにした。不要施設の賃料査定を依頼したが、タブロイド紙の見出しなんか見ると、マンション投げ売りとかばかりなので、ちょっと調べてみようという気になる。賃料はまだ下がっていない。教科書どおりだ。でも中小ビルから下がってくるはず。若い不動産営業が名刺を見て、見たことあるラベルだと言ってくれたのがうれしかった。品川駅の海側なんて新しくなっていいじゃない、新橋の汐留は大企業のオフィスばかりだけど、こっちの方が田舎者の入り込む余地あったりして。でも狭いんだ。駅前が。徒歩5分以内のは高いし1つくらいで、後は結構離れている。見るとなるほど天王洲アイルといった方が近いね。いずれにせよ不動産なんて理屈では買えない。

しかしウェッジウッドが500億でこけるくらいなので、いい商品さえ作れば生き残れるというのは甘い。御用達というアレがちょっと行き詰まったのかな。不況でブランド品への需要がどう影響するのか見物ではある。ウチらクラスまでそう影響しないとも言えるし、するかもしれないし。ニューヨークの日本酒パーティーで日本酒に触れてくれた人間の何割がウォールストリート関係の社員だか知れない。輸出の方もちょっと気がかりだ。

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2009年1月 6日 (火)

新年の景況感

実質今日から動き出したわけだが、3日には松尾大社にお参りしたし、挨拶に寄ってくれる方がいたりで、自然と始動してはいた。まったくテレビ番組なんかも暗い話題と予測、市場経済というか資本主義批判ばかりで、本当のところどの程度どうなのか考えてしまった。欲と道連れの宿命なのは個人投資家や小商人だけではなく、世界的な金融機関もそうだった。規制強化は避けられないし、金も借りにくくなる。しかし平等主義というかリベラルの人達も変わらないな。大きな政府を求めるなら消費税アップとか納税者番号制には賛成すべきなんだがな。低所得層向きの対策だってあるだろうに。不信のくせに頼る。

例年この時期は市街地を軽自動車と歩行で見て回ったりもするので、街角景気なんかもも気になった。ガソリンが安くなったので日中は少し車が増えたとかタクシーの運転手さんが言ってたけど、まぁこんなものじゃないか。

和歌山市内で小売組合の会員は300ほど、免許は600ほどとは理事長の酒屋さんから聞いたが、スーパーに圧倒されてしまっているようだ。コンビニも本部で経営しているところは組合に入ってくれるようになったそうな。フランチャイズの個人店は経営者交替とかでわからなくなっているところも多い。本部が?、ひねくれ者の私なんぞは、24時間営業への規制を求めないようけん制する意味もあるんじゃないか、なんて勘ぐってしまう。日本の生産性向上のためにもコンビニの深夜営業は規制すべきだとは、私の持論で、全国コンビニとは取引がないから言える話だ。過剰なサービスが消費者をひ弱にするとか日経に書いてあったけど、あれも賛成だな。過剰な販売競争で酒造メーカーも小売業者を弱体化させ、免許自由化のときの抵抗力を奪ったとも言えるだろう。仕入れ先は何でもしてくれると思わせてしまったら、力のある遠方のメーカーや問やと取引できなくなってしまうからね。

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2008年11月12日 (水)

serendipity(セレンディピティ)

セレンディピティ、ふと見たり出会ったりした物の中に思いがけない発見をする能力、というような意味らしい。日経産業新聞のネット版で読んだ。安西巧さんという編集委員が、キャノンの将来の収益の柱があるのかというテーマで、インクジェットという方式の開発のきっかけについて触れられている。不断の努力と洞察力が必要なんだそうだ。

でも機械の開発に限らず何にでも「当てる」というレベルには必要なことだろう。そういうものがないと、真似るとかより安く、というレベルになってしまう。どういうものが売れるかとか、どういう企画がいいかとか。何かについて分析するについてもそうだ。

忙しいから考える暇がないというのも言い訳のようで、インクジェットプリンターの場合で言うと、インクの入った注射針にハンダごてがうっかり当たってインクが気化して噴き出したというのだが、それから17年の試行錯誤があったという。郷里の和歌山でいうと蚊取り線香を発明した人はある草を燃やしているとその煙に当たった蚊が落ちたのを見て、練ったり固めたりで何年もかかって製品化されたという偉人もいる。日常的に試行錯誤していたから起こったハプニングであり、ただ考えていたわけではない。

どうも酒も世界の土俵は狭いような気がするのは無能なせいか。いっそ新しい種類のものを考える方が早い気がする。リキュールは自由度が高いので各社いろんなものを混ぜてトライしている。それはそれで、ということか。

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2008年9月28日 (日)

こりゃいかんな

販売店さんが遠方の御得意やらを連れて立ち寄られた。新和歌浦の番所公園でバーベキューをしに行くのに寄られたとのことだ。あそこの20060521r080928 芝生と眺めはいいですよね、とか言いながら、時間の関係で久々に資料館だけご案内すると。去年の4月の一部延焼以来、清掃業者に一部洗わせはしたものの、博物館の先生まで来ていただいてあとの相談までしたのに。どうもそれから、そのまんまじゃないか。あんまり観光的な蔵だと見られたくないんだと日頃人にも話しているので、怠け者の性格が出てしまった。気づいたところでどうしようもないが、少しづつでもやらないとな。

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2008年9月 3日 (水)

草刈りをして

今日から裏山の草刈りに取りかかってもらうので、自分も山ナタをとノコギリを振るってしばらく作業がしやすいようにと道作りをした。2時間余りで会社に帰ってシャワーを浴びるという体たらくだが事務の仕事や見学者もくるから着替えないといけないと言い訳をつぶやく。わずかな間にサウナに行った以上の汗をかいていたから、山仕事はキツいものだ。これを続けて数日やってくれるというプロは大したものだと、装備や仕事ぶり、ブッシュをどう払っていくのか手順を見て感心もし参考にした。

酒屋関係のイベントの案内も届くようになった。酒造シーズンに入る前に、懇親会だのPRイベントをやるわけだ。山田錦の冊子を仕事の合間に読む。勉強の合間に雑誌を読む感覚だが、今日知ったことは、気象と品質の関係だ。千粒重は出穂前20日間の日照時間が多い場合や出穂後11日目から20日目までの気温が低いと大きくなる。特に最低気温と相関関係が高く、夜温が低くなる気象条件が良いらしい。特記事項にある。酒造りが安心してでき使いやすい。酒質は味の幅が広く、最高の評価を得ている。うまくまとめている。

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2008年8月30日 (土)

たぶん今日は稲刈り

週末で明日は法事で出かけるから、机に向かう。建設が修繕箇所を見に来たので協議する。古い蔵は構造上屋根や大壁が重いので下がってくるらしい。漆喰が割れているんだが、たまたま見えない箇所で気づくのが遅れた。他に扉に麹室、一部塗装、いったいいくらかかるんや。こんな時は蔵にいると億劫な気分になる。稲刈りらしいから見に行きたいもんだが。連絡では有田川の美山地区の美山錦がやってるはずだ。恐らくここは兼業だが天日干しだろう。乾燥して、もみ摺りして、検査を受ける。10/16らしいから、ここへの搬入はその後だ。

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2008年8月26日 (火)

もう秋か

オリンピックの選手団が帰って来たが、朝晩はえらく涼しくなってきた。休暇の職員が出てきたら杜氏組合の研修に参加していたという。米屋さんと電話で最初の入荷日を9月第3週くらいで打ち合わせる。どんどんシーズンが迫ってくる。

そんな季節感を感じながら、コンプレッサーが1台調子が悪いとか、見学希望者への対応、濾過方法の調整協議を行う。ざっとそんな事を済ませてから、今度は自分の仕事もこなさねばならない。

パン値上げで米の消費増を見込んで、1カ月の米必要量が70万トンともらった資料にあるが、そんなもんかと関心する。まだ余りそうならしいがどうなっているんだろう。段ボール屋さんは、10月から値上げしたいと事情説明のペーパーを留守の間に置いて行った。

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2008年8月24日 (日)

居酒屋とは何か

東京へ1泊2日のミニトリップで、土曜日夕、渋谷に久しぶりに出た。109の中を抜けてセンター街へ。予約しているという居酒屋に入ると。「いらっしゃいませー」という挨拶がスタッフ全員から、それもすごい元気な、---全員若い女の子、しかも--日本人だ。どこか、このテンション似てた店ないか。地元のあるお店がこういうノリでがんばってるんだが。焼き物をしている彼女に聞いてみれば、こちらが本家本元の「居酒屋甲子園」のお店、女道場の方だった。たまたま聞いていたのでやっと気づいたのだ。今日は予約がないと入れないらしく何組もお詫びして帰ってもらっていた。何でここを予約したんだと相棒に聞くと、平日には普通に入れたんだがスタッフが女の子でそろっていて、よかったから、だと。彼はまったく甲子園のことは知らない。客は土曜ということからかカップルが多いが、今日誕生日の人にプレゼントしてお店全体でお祝いして盛り上げるミニショーみたいな企画もやる。かなり演出があるがすごいテンションだ。帰ってオフィシャルサイトを見ると、「共に学び、共に成長し、共に勝つ」と中小企業家同友会みたいな理念がのっている。

情報源の居酒屋オーナーに土産話をしに帰路わざわざ寄ったが。あれって時給高そうですね、と聞くと、とんでもない、将来そういうお店を開業しようという志を持った子しか入れないんだそうな。うーん、修行の場なわけか。たまたま行ったお店が女子部だったわけで、男子部が通りの向かい側にあるが、男女別の店にしてるのもおもしろい。「そら業界関係の人が見に来るだけでもすごいんとちがいますか。」そう言えばお客の雰囲気がちょっと玄人っぽく、ただのアベック達という雰囲気ではなかったような。見学に来てた人も多いんだろうな。偶然とはいええらい所を見学させていただいたわけだ。これは盛り上がりで元気づけるお店だが、そういうジャンルもあっていいとは思う。提唱者が教育関係へも講演でまわってるとか、朝礼がすごいとか聞くんだが。

妙に酒にこだわったお店もあれば、オッサン達でぼそぼそ飲む店もあり、特定の食にこだわった店あり、膨大な数のものすごく多様なコンセプトの店が日本中にある。居酒屋とは何だろう。そのうちごくわずかな先にではあるが当社の製品が採用され消費されている。

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2008年8月17日 (日)

夏こそ燗酒?

最近は冬でも燗酒が出にくい時代だが、暑い夏にこそ燗酒がおいしいんだという趣旨のイベントがマニア系というか純米系の人達で開かれたり、唱えられていたが、最近ちょっと聞かなくなった。というより、自分の行動範囲が少し変わってきて、そういう催しに触れる機会が減ったのかもしれない。ところが、昨日はそんな人達とはほぼ正反対のタイプの人達と燗酒を飲んだ。新しい酒燗器を試したい機械屋さん、その友達の魚屋さんが開いた店の建築屋さん、当然店のオーナー、近所の企業家、等の面々で、アル添がどうのこうの言うタイプではない。自社の1本しか立てない普通酒(白米トン当たり200Lの醸造アルコール使用、精米歩合70%)、純米醸造だけど普通酒表示の特殊品の2本を協賛したが。結局、道具の話は皆そう興味はない、つまり早く目標の温度になればいいんだくらいにしか見ていない。設定温度になるとブザーがなるのはいいことだ(それくらい在来機種でもあるだろうけど)とは思ったが。ぬる燗がどうこう言うけど、そんな正確な温度で飲み続けることは不可能。熱燗ででてきたのを飲んで話しているうちにそういう温度帯の1杯にも巡り会える。燗酒普及の動きが広まらないのは理屈っぽいし、利き酒的な姿勢で酒を飲めないのが自然だからで、舞台裏でプロ同士が議論するのはいいが、一般の方には通用しないからではないか。それにしても在来の普通酒の方が評判がよかった。自分では割れた山田錦の掛け米の酒はそれなりにきれいでよかったと思ったけど、ちょっと酸が高すぎるし、まだ若かったかもしれない。マニアでなくても燗酒を夏に好む人はちゃんといる。人間は、体温より少し高い温度帯がいちばんアルコールの吸収が早い。早く回るから飲み過ぎない(慣れている者には)。燗の過程で1割ほどアルコールは飛ぶそうで、それもいいことだ。最後に和らぎ水は飲み出してから持ってきてもらうのは難しい。特に料飲店では。スタート前に準備しておくのがいいだろう。

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2008年8月15日 (金)

下駄市とは?

海南市黒江の漆器の街に続く夏の風物詩、と言っても屋台が出るだけで、御神輿やだんじりが出るわけでもない。当時からもメインストリートだった「川端通り」だが、戦前までは中央を船で荷物が運べる掘り割りが通っていた。その通りと西の国道の方へ船尾市場付近まで、今の県道沿いに夜店が出る。盆の中日の夕方で、今はどうだか知れないが、下駄市にいけば都会から帰ってきた人にも会えるという場だった。今日聞いた話では、始まりは幕末の頃で、かれこれ150年ほどの伝統になる。当時漆器職人の街として殷賑を極めた黒江の街では、問屋や製造家の奉公人に今でいう賞与のような形で、下駄を買い与えたという。最初は下駄屋が黒江に売り歩いていたが、やがて盆に下駄屋が屋台を出したというのだ。それがお好み焼きだのイカ焼きだのの夜店だけになったのはいつのことかは私も知らない。

蔵の売店前はフリーマーケットになるが賑わかしの一環として協力しているつもりだが。取りまとめ役のイベンターさんと話をしたり、売店を手伝ったり。締めと掃除は当然私の出番。曰く、人通りが多いから売上げがいいわけではない。フリマの店の通り幅は3mがベストで、商品を見る客の後ろを通行者が往来できる程度が最良で混みすぎては売上げにはかえって悪い。要はお客の気分が良くなるようにしないと売れないという当然の話だった。あまり売上げがいいわけではなかったが、彼の話では人工的に作ったイベントではないので定着したものだから根強い感触があり、紀北では残るイベントだというが、自治会関係各位のご苦労を思うばかりだ。しかしよ、どんどん減ってく予想なのか?。

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2008年8月14日 (木)

歓迎、歓迎

予定より早く東京から若手の料飲店さんとお客さんが到着した。ちょうどよかったなとこちらは思った。昼からは下駄市でフリマは出るし売店も結構人の出入りがあるだろうし、利き酒や情報交換をしていられないから。もう2泊されており今朝は兵庫の方かららしい。これから奈良、京都だそうだが、そんな動きのできた頃がなつかしいや。

お店は港区の高級住宅街らしいが、お金持ちとか医者、外国人とかが多く、やっぱり清酒を飲む人は少ないそうだが、何十アイテムだかは置いてくれているらしい。蔵を案内して廻るとだいたいイメージをつかんでもらえるのでお客に勧めやすいし、こちらはなにがしかの情報やヒントもいただけるので、事前に酒販店さんから紹介してもらう限り歓迎だ。

こんな業界にいなければ自分ももう飲んでいなかったかもしれないが、飲酒率も下がっているし、飲み方もまちまちらしい。しかし梅酒って300アイテムもあるのか。少し甘い方がロックには向くみたいで、やはりホワイトリカーで一旦漬けたものの方がエキスもよく出ていいみたいだ。あまり飲まないとなると香りを楽しむ傾向も強まる。

自分は飲まない質だが周りに付きあう意味で梅酒でも一杯、というパターンが増えているのかもしれない。たいていロックでソーダで割る人は少ないそうだ。

清酒については都会ではやはり300MLの小瓶は難しいようだ。アルバイトに説明させるのは厳しいらしい。お客も知識はほとんどない。結局カウンター対面で1.8Lからグラス売りするのが主流となる。

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2008年8月13日 (水)

お盆だよ

8/12(火)午前中に大掃除をして社員は帰ってしまった。18日(月)から営業になる。オヤジにとってはこの空白期間がデスクワークはもっともはかどる。それにだ、都心が空けば休みになったお店の人が蔵へ来たいとかの要望もあるし、どうしても商品を取りに来させてほしいとかの依頼が入ってくるので、ひとりで荷造りしたりしなければならない。地方の方では逆に人が増えるから飲食店はずっと営業しているところも多い。今年は和歌山へ進出した店のオーナーの飲み会だか何だかに呼ばれていたりで、あんな駅から離れたバイパス沿いで飲むならタクシーで行こうかと気をもんでいるのだ。14日の盆のなか日は、縁日みたいな「下駄市」が蔵の周りで開催され、売店前の広場はフリーマーケットになる。社員も一部出てくるのから、彼らも休みを中断されることになる。真面目に商売をやっているとどうしてもサービス産業化してくるので、休みの逆転部分をうまく埋めないといけないのだ。

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2008年8月 9日 (土)

ネット販売の猛者達と

今日の勉強会は和歌山でネット販売に成功している、とち亀物産の上野さんの報告だった。参加者は同様にサイト販売で成果を出している所や、これからネット販売に参入したい、参入しているがもっと売りたい所、IT技術関係者とかも多く、普段と少しムードが違うが、地方から全国相手にビジネスしたいという意欲が頼もしい。

日頃、もっとネットにも関わりたいなと思いながら、販売業者を立ててサイトでの販売を控えている自社の迷いに対してはあっさり、割り切った判断の問題と見られているようで妙に納得してしまった。もっと生で新鮮な情報を売り手、消費者に発信していけばいいという示唆をいただけた。

名刺の肩書きにちゃんと書いてある。「インターネットでみかんの販売№1」、http://www.rakuten.co.jp/bunza/

さて、自分の名刺に何が書けるだろうか。

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2008年8月 3日 (日)

わが家の平ちゃん本物を見る

竹中平蔵さんの講演を東京国際フォーラムで聞くことができた。我が家の平ちゃんと呼ばれる私が本物の話を聞けるということで、自分では盛り上がったね。予習代わりに前夜から当日にかけて内閣改造の記者会見を2時過ぎまで見ていた。上げ潮派一掃で、竹中さん家には朝から塩崎さんとか数人から電話があったらしいが、先生の表現では次善の内閣だそうな、中途半端よりひどい、ダメな内閣の方が、揺り戻しが早く来るという意味で。このテーマについては私はコメントできるような者ではないが、先生としては世界中が競争に晒されて居る中で、日本の改革、民営化を進め生産性を上げていかないともっと惨めになる、小泉=竹中の改革路線が弱者や地方に無情だとかではない、経済の世界的一体化グローバリゼーションとかIT技術の進展(限界費用を極小化する)が賃金等にデフレ圧力をかけている、韓国の747政策とか他国も必死で競争に立ち向かおうとしているのに、ということだった。羽田の規模拡大、24時間空港化と法人税引き下げ、東大民営化だけ、取りあえずご提示されていた。

私も競争、民営化フレンドリーなんだけど、ミクロ経済の主体としては先生の時代の読みのとおりでいいだろうが、マクロ的にはどうなんだろう。竹中先生は経済については当世トップなんだろうが、法制、文化まで見ておられ、その違いまで対策を打つ提言をされてきたのか疑問だった。 日本では一度失敗したら再起の可能性は非常に限られる。間接金融でリコース、担保を処分しても債務は残るという仕組みをケアしないと、非効率な経済主体の退場を促し社会全体の生産性を上げろと言われても簡単には従えない。教育機会の拡充、再訓練の場の提供というが、日本では失敗した者は退場して死ぬまで寝ていろ、子供にだけ期待しろというのに等しい。今やってる低生産性の仕事にしがみつくしか選択肢を与えていないから、抵抗勢力になるんだと思う。民事再生法も問題あるけど、やりなおしのきく社会に変えていかないと社会の柔軟性は高まらない、これは改革のためのインフラだとも言えると思う。Cimg20060

 

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2008年7月20日 (日)

執念のうなぎ

夏休みだ。子供を家内の実家まで送る。奈良と和歌山の違いは隣県どおしながらいろいろあるが、「うなぎ」屋は奈良にはあるが、和歌山にはない。というか紀南の古座までいけば有名な店もあるんだが、どうして紀北にはないのか昨日からこだわっている。という騒ぎから、天理の「みしまや」へ連れてもらった。朝の11時から夜は9時くらいで閉めてしまうらしいが、売り切れ御免、順番待ちの行列。こういうお店が各地域にあって当たり前の感覚なんだが、これが和歌山にはない。歓楽街に「うなぎつり」の店があるのにな。もちろんこれは専門店が、という意味で、うどん屋のメニューにうな重はある。あとアロチに1軒老舗があるのは付け加えないといけないが。

 「みしまや」の方だが、「う巻き」も最高だったが、「ひつまぶし」が名物。うな重の一部を茶碗にとって、わさびを少し乗せて、別途添えられた薄めのダシをかけて茶漬けみたいな感覚でいただくんだが、東京の方では見ないパターンだ。何だか味かげんが以前奄美へ行った時に食べた鶏飯なんかを思い出した。念ずれば通ず。うなぎ、うなぎ。

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2008年7月19日 (土)

うなぎ

うなぎの産地偽装で問題になったからか、暑気払いか、うなぎを食べたいとふと思った。家族に調べてくれと言ったら、なんと和歌山市にはうなぎを食べさせる店はほとんどないらしい。蒲焼きの持ち帰り店ばかりだと。まさか、とは東京とかへよく出張する身の感覚で、なるほどラーメン屋は多いが、蕎麦屋は少ないし、できてもすぐ閉めている。うーん。

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2008年6月28日 (土)

市長講話を聞く

海南商工会議所総会に出席し、神出政巳市長の講話を聞く。大阪府知事ほどではないが、市職員の人件費について労組と「擦り合わせ」をされているようだ。後期高齢者医療制度の説明もあった。真剣な説明も財政状態ゆえかもしれないが、機会があるごとにムードが深刻になっているような気がする。それでも今後の目玉になりそうなのは国道のバイパスだ。防災、教育、福祉、中心市街地の活性化等もあるが、道路というものは地方、特に整備が遅れていた所では重い存在で有り続けているのを実感する。

懇親会で当社製品も出していただき恐縮したが、見ていると歩いて帰る人、家族が迎えにくる人とそれぞれの手段で参加者は帰っていくが、二次会とかへ行くような雰囲気の人はほとんどなかったように思われる。地方での飲酒や会合のスタイルは確実に変わっている。

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2008年6月27日 (金)

フェリー

北海道が本社の運送会社が飛び込み営業してくれた。近所の事業所に北海道へ荷物を出す顧客がいるからお宅もお願いしたいという。宅配便会社は全国地区分けの見積もりをくれているが、北海道はどうしたって高い。ましてや東北の地酒強力地帯を飛び越えての話なので、どうひっくり返っても入り込めないと諦めている方面だったが、宅配便業者に聞くと延々トラックで運んでいるんだと。そら高いわ、と思っていたのだ。ところが、今日来た会社というのは、敦賀からフェリーで小樽だという。では運転手は、と聞くと、大型トレーラーでフェリー内は貨車だけなんだそうな。ずっと乗っていくと労働時間の規制から無理なんですと。高速船になってフェリーの所要時間は24時間を切っており、中1日で全道配達可能らしい。使えるだけお得意ができるといいが。この辺のフェリーは和歌山=徳島くらいしか知らないが、そんなトレーラーの荷台だけが置いてあるのは見たことはなかった。せいぜい2時間だからね。

昔、東京から3人交替で運転して朝出発、最終便の青森発連絡船で深夜に函館、さらに走って翌早朝旭川着。その日の夕方から旭川、翌日に札幌、その次の日は函館と3日連続して、吟醸酒を楽しむ会とかを開催して、最終日に東北の温泉で休養して帰ったということもあったっけ。

そのうちフェリーで行きたいものだ。

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2008年6月25日 (水)

田植えの話

米屋に酒屋が酒を届ける。当たり前の流れだが、その酒は明日、産地へ行くからJAや農家に飲ませたいんや、とのこと。もちろん買って下さる。田植えが済むとこういう話の時期になるんやね。

で、田植えは大変だったでしょう?

我々が付きあっている農家は次のどっちかだ。酒造好適米の主産地で専業農家として規模も拡大しながら生き残ろうと努力している所、もうひとつは規模は小さいが有機に挑戦しているか、地元で酒造好適米をやってみようという棚田の耕作維持を図ろうとしている人達だ。後者についてはいろんな要因があるのでまた別の基準があるが、前者については、今や25ヘクタール程度はないと農業経営は安定しないと指摘される。で、1家族で作付可能な面積は15~17ヘクタールと聞いた。ハナから和歌山はこっちのジャンルでは脱落だ。つまり少しは他人の手も入れて事業化しているくらいではないと後継者確保、などできないという考えのようだ。これが本当かどうか私は知らないが、少なくともそう考えて生産性向上に努力している層がいるのは事実だ。田植えは人を要する作業だ。1日8-9反/人がプロでも限界だという。機械があればヘタでも3反というが。

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2008年6月24日 (火)

喜ぶべきか

サントリー社が45年ぶりでビール部門黒字化との報道。よほど外で儲けてたのかと皆思うだろう。清酒なんかも似たようなもので、他部門でささえている蔵も多いはずだ。当社も長くそうだったことがある。体力があるプレイヤーの多い、つまり過去好況の期間が長かった業界が一転過当競争になると、体力の吐き出し合いになって長期に供給過剰と不況が続くことになる。経済学者なら退出を促進する政策を提言するはずだが、酒の場合は税収が欲しいため生産能力過剰は放置された。

米も建設も気をつけた方がいいよ、なんて思うんだな。

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2008年6月23日 (月)

米をめぐっての6月

今日も米屋さんと話す。今年も買ってね、でいいと思うが、ここの産地の米をつかってみてほしいとか、どれくらいあそこのは買ってくれるんだとか、こっちの米種と交換できないかとか、放っておいてはくれない。ましてや燃料、肥料の高騰著しい情勢なので、値上げの環境づくりで、肥料がどれだけ上がるの、粳米はどうだのと情報提供してくれるわけだ。肥料代が7月から5割上がるというから、反に3帯使っていたとして2500円のものが5割上がって3750円、1250円×3=3750円、これを反平均8俵(酒米は収量が少ない)なら1俵450円~500円くらいはコストアップとなる。まぁ諸々入れてもう少し言ってくるかもしれないが、目見当はこんな感じか。粳米は1500円から2000円見当の値上がり予想だそうな。田植えを見に行くにしてもちょっと辛い気分だ。そうは言っても規模拡大を図る農家も多いとは聞くので、今年も米産地廻りにせいを出すことにしたい。

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2008年6月19日 (木)

地産外消

中小企業団体の総会に出席。地方経済が弱くなっている状況下、地域の活性化とか地域の中で雇用を創出し信頼される企業になろう、という呼びかけ。それはいいんだが、どういう目的を持つにせよ、何かを作って売るしかない。地域の中でお金を廻るようにというと、大手流通業者のSCへ買い物に行かず、できたら地元商店街で買い物をしようとか、ナショナルブランドよりは地元製品を買おうという流れになる。それに対しては商品や街に魅力、努力がない、高いから遠くのSCへ行き、有名ブランドを買うという現実がある。結局、自分らの努力不足だとか、もっと経営の勉強して生産性を上げるだとか、地方からでもネット販売等にチャレンジするか、地域特性を活かした商品開発で地産外消(他の地域で売れるものを作る)するんだ、という提言に落ち着く。

でもそれって、昔の重商主義みたいな臭いがして自分には不十分な回答に思えた。いや当然当社も含めて県外へ売りに行くんだが。どうも果実生産県は梅酒でも作ってろと言われているようでちょっと不満なのだ。そこで山の中で酒米の契約栽培をしてもらったり、あえて純米酒を中心にしたり挑戦しているのだけれど。

大企業を誘致してもグローバルに調達先を選定する時代に地元の企業は基準に満たないから取引に入れないとか、観光誘致も結構だろうが、伸びた高速のおかげで日帰り客が多くなってゴミと排気ガスしか増えないとか、不満を煽るネタはいくらもあるだろう。しかし地域地域と言ってるのは何かおかしい。競争力のある企業商店の集積こそが活性化には必要で、勝つためには逆に地域にしばられていてはならないと思うのだ。

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2008年6月 2日 (月)

予告編1

6月に入った。製造社員は交替で休んでいるからつい誰それは?と聞くと休暇中になっていて捉まらない。3人いるが常時1人だけ出ているという感じだ。また夏期のイベントの案内、勧誘、雑誌掲載の営業も多いのがこの時期のようだ。

取りあえず、予告編として参加を決めたのが、「川嶋酒縁の会」、7月27日の日曜日、東京プリンスホテル(港区芝公園)。今年で8回目だそうな。けっこう首都圏の居酒屋さんや酒販店さんに会場で会えるのが良いところだ。

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2008年6月 1日 (日)

中小企業総合展2008 in Kansai 

水曜から金曜まで、大阪・南港のインテックス大阪で「中小企業総合展」というのをやっていた。ビジネスネタを漁って見ようと立ち寄ったのだが。テーマを見ていると、今可能性がある領域というのが限られているように見える。300ブースほどあるが、完成品は機械、電気、電子、通信、加工技術は素材、金属、機械、電子機器、そして食料・飲料関連、衣服関連、住宅・生活関連、サービス業、そしてITと色分けされている。

 自分の仕事とは切り離して見るように努めたが、さて?。地元からも何社か参加していて、顔見知りの人がいたのはうれしい。支援機関・支援センターの施策PRコーナーも多いが、そのうち国際化支援、環境安全対策などはお世話になりそうな見込だ。

 

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2008年5月21日 (水)

改装

新しく取引が始まる酒販店訪問。だいたい当たりは付けているので堅実にやっていただけそうな所だ。何しろ家としては、うちの蔵よりはるかに古い。しかし昔のお侍が無借金でアパート経営もしていそうな高級住宅エリアの酒屋になる曲折までは聞かなかったが、蔵にしても酒販店にしても過去は参考になるが「今」に集中して、未来に向かって取り組んでいくしかない。お互いあまり派手な方ではなさそうだが、とにかくいろんな先に伺って、考え方や個別地域の状況、業界の動向を聞けるのはすばらしく楽しい体験だ。現在改装中でもうすぐ完成か。きれいなお店にはそれほど関心はないが、バリヤフリー設計というから地域づくりにも貢献できる楽しいお店になることを期待しよう。

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2008年5月16日 (金)

大師の水

コラボレーションで地域産品を産み出そうという動きがさかんで誠にご同慶の至りだが、今回は販売店という立場らしい。トヨタ生産方式で品質管理する水・飲料メーカー「サカイ・キャニング株式会社」さんは、大手はじめボトリングの請負をされているが、和歌山市内にある「紀州紀文会有限会社」が企画・発売元となって、パートナーという形で県内数社の企業が名を連ねている。当社は売店で売るわけだが。

「水の豊かな和歌山から 世界が認めた-美味しい水」がキャッチコピーで、「モンドセレクションの最高金賞」をとっている。世界遺産の高野山麓で取水して高度濾過したというのが売りだ。非常にくせのない水で軟水(硬度40mg/l)である。

売上金の一部は「紀伊山地の霊場と参詣道」の森林を保全する(財)和歌山県緑化推進会の「世界遺産の森林を守ろう基金」に寄付される。

ということで、500ml税込180円。「黒牛茶屋」で売り始めたところだ。Img_38382

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2008年5月 6日 (火)

地ビール復活の気配

連休最終日の朝刊で読売だったか、地ビール復活の気配ありとの記事があった。ベルギービールは数年前ちょっとブームになって最近また言わないなという感じなのだが、それなりに観光地や直営レストランでやってるんだろうくらいの感覚だった地ビールに動きがあるとは知らなかった。ぶどうのビールが売れてる?、明けが楽しみだが、局地情報かもな。こだわりすぎたとの解説もあったが、大手との違いを出すのに濾過を抑えようというこだわりがあって、日持ちがしない結果、取扱いが広がらなかったような印象がある。大手の圧倒的な規模・価格差の大きさが地ビールを抑えつけてきたが、もはや手詰まりを大手も認めて海外・他種類会社の買収に向かいだしているのがチャンスだと思う。ここは一番、生き残ったローコストや小回りがきくという強みで新展開を期待しよう。

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2008年5月 5日 (月)

You Can't Take It With You(あの世に金は持っていけない)

ブラックストーンとは米国の投資会社グループで昨年6月株式公開し、共同経営者のピーター=ピーターソン氏は巨万の富を得られた。ギリシャ系移民の彼の父は鉄道の皿洗いから身を起こされ、貯めた金でネブラスカ州のケアニーでレストランを開業、25年間1日も休まず毎日24時間営業して、息子を大学にやり、見事金融界で成功させたのだ。アメリカン=ドリームに感謝する彼は、現在社会においてはその可能性やチャンスが狭められてきていると感じ、今後数年で10億ドルの資金そのた資産を拠出し、後の世代の可能性を守るための財団を作られるという。ヘタに英文(ニューズウイーク)を読んでいるから間違っているかもしれないが、その目指す所や財政再建、社会の持続可能性保持なのだが、世代の利害対立を心配されている。アメリカもいろいろあるがこうした事業家が出ているだけすごいことだ。税制、その背景の社会意識が違うからか、自分も含めてこういう慈善的行動の余裕が作れないのはなさけない。子供の日に思う。

 それにしてもそういう働き方で資金を貯めた例は飲食業で見知っているが、日本人が働きすぎということはもう絶対ない。開業3年は休むな、などという話はしだいに聞かれなくなっている。こういう話を読むと休日留守番電話にしているのも見直す必要があるかもしれない。朝10時から売店はあくが、休みだろうと今日は営業しているかを確認したり道順を尋ねる電話がかかってくる。時間がないから開店前に来て酒を売ってくれという人も来られる。ピーターソン父を少しは見習おう。

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2008年4月29日 (火)

伊賀上野NINJAフェスタ

奈良山中の酒屋を訪問する予定やったが、現地近くまで来て時間変更を知る。余った数時間をどうするよ。ほとんど三重県境、伊賀上野まで20分ほどで行ける。だいぶ以前、お城は行ったな。ふらつけば何かあるだろう、と移動すると、何だか忍者のコスチュームを着た家族連れにアベック、満杯の駐車場、これは祭り、それも恒例ではないやつだ。適度なはやり具合なので、すんなり校庭の臨時駐車場に入る。しかし500円取るのね。

「伊賀上野忍者フェスタ2008」4/1-5/6か。随分長い期間だが、期間中土日祝のイベントや日替わりものなど、町ぐるみという感じだが、掲示を総合すると、藤堂高虎入府400年記念事業だろう、という理解に落ちついた。

Img_3647 忍者と松尾芭蕉、藤堂高虎か。伊賀鉄道が通っているし、高速バスのターミナルもある。何しろ旧伊賀国府所在の町だからな。平成16年合併した伊賀市で3月末で人口101906人、3年ほど前までは内陸工業団地への企業誘致で人口が少しは増えていた、か。一応関西文化圏。財政再建団体になったことがある。

城下町で小京都のように碁盤目の街区。どこも同じだが中心部の商店街は厳しそうだ。とはいえ、何となくセンスのよそそうな和風建築のパン屋やビストロが目につく。文化性で勝負という感じだなぁ。ここがどうと言うわけではないが、パーク&ライド方式を普及させて、広い郊外から車でターミナルまで来て駐車させ、バス・鉄道で長距離移動するスタイルが普及すれば、もっと環境にいいのになんて思う。そういう意味では今日の自分の動きは最低だ。ターミナル周辺に安い駐車場を作るには、既成市街地だからまた金がかかるが考えていい発想じゃないだろうか。2時間もいなかったが、少し勉強させていただいた。

また引き返して農民民宿をしようかという酒屋さんと話す。もちろん、どこをどう廻ってきたという話はしなかった。

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2008年4月10日 (木)

すべては後智恵か

やってくれたか。同じ海南市に本社を置く、よく業務内容がわからないが、おもちゃやガンダムなんかのフィギュアのネット通販で有名だったTJグロスネット社が突然閉鎖、たぶん夜逃げしたようだ。海南ってアレでしょう?なんて言われないか心配だが、正直なところつい最近まで、パッとしないローカル経済の中で若い経営者が健闘している、いわば希望の星だったからね。やれ外車を何台も乗り回しているとか聞こえてはいたが、まさかね。

 サイトを調べているともう本社へ行って動画を載せてる人もいるし、転売屋は保護しなくていいという声やヤフーは動きがにぶいとか、ネット通販のあり方まで議論が広がっていて、こりゃ社会問題化しそうだ。

 で年商20億だそうだが、卸なんだからそんなにマージン率もないはずだし、新アイテムを先買いで押さえ込んでからネットで売るスタイルだとか聞くにつけ、資金繰りの忙しい業務スタイルなのは想像がつく。それにして海南インテリジェントパークのいい所に1000坪以上はあろうかという本社と倉庫か。ちょっとなぁ。いかにもおもちゃ屋らしいカラフルな倉庫はどうなるんだ。外車はみんなリースだった、とか個人で金を貸して損した人もいるとか、何億か持って海外へ逃げただの、この数日は噂が絶えない。とは言えみんな後智恵だからね、その時その場での融資、取引の責任がこれから問われることになる。

 それにしても、新発売アイテムを予約で売ってカードで先に払わせるわけか。冬に発売する大吟醸を予約させて春にお金もらう?。考えられないスタイルだなぁ。

  

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2008年3月 9日 (日)

日展

柄にもなく日展を見に行く。大阪・天王寺公園内、茶臼山に建つ立派な博物館だ。14678点応募して2377点が入賞、このうち348点が初入賞、無鑑査が758点で計3129点を全国で展示するが、大阪では599点を見ることができる。このうち第5科の書は10648点応募で952点入賞(内初入選211)、無鑑査149で1101点を展示(大阪では286)か。やっぱり、せめて楷書か行書でないとラベルには向かないみたいだ。何という世俗的な感想。どこかの鑑評会より入るのは難しかろう。

 大阪夏の陣で家康が本陣を構えたのがこの山の頂上付近らしく、これもよく見ると茶臼山古墳とある。真田幸村がこれをめざして最後の突撃を図って散って行った歴史を思い出すが、今は150円払って散策する場となっている。むしろ公園入口から入ってすぐの噴水が値打ちもので、規模が大きくすごくゆったりするスペースだ。マイナスイオンをたっぷり浴びるには最適で、わざわざ那智の滝を拝みに行かなくて済む。Img_3063

 美術館正面から真っ直ぐ広く、長く、結構急な、つまり景色のいい階段が新世界のまさに俗世間へと続いている。右手に通天閣、左手にスパワールド(韓国資本傘下になれば名前もそのうち変わるだろうが)、これが美術館の正面入口から広がる眺望、それが大阪だ。Img_3066

 まっすぐ歩いていくと新今宮へ出て、「じゃりんこチエ」の舞台「萩の茶屋」に到る。ここに取引先の酒屋があり、日曜は営業だから寄ってみた。案外ここで純米酒などいい酒が売れるというから当初は驚いたものだが、長く、いいおつき合いをしていただいている。

 

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2008年3月 1日 (土)

無添加石鹸

東大阪の桶谷石鹸さんにお願いして、無添加石鹸に純米酒の酒粕を混ぜ込んで石鹸を作っていただきました。有料見本を、知人に配り、自分でも使ってみました。純米酒そのものを混ぜたタイプも試作しましたが、やっぱり酒粕入りの方がつぶつぶが見えてわかりやすい感じなので、まずそちらから、120gと80gの2タイプで発売です。Img_29582

一見普通の石鹸のようですが、使ったあと家人がふと酒粕の匂いを感じたというから、たしかに酒粕が入っているのだと思います。メーカーによると本来の石鹸というのは粘膜部分を洗うと少しひりひりしますというが、それが本物だそうで、かえってその後肌荒れしません。大手製品は添加物で調整しているのだそうです。植物油のみの無添加石鹸に、純米酒を搾ったときに出る酒粕を混ぜる。相性はいいと思いますが、売店の酒関連グッズを年に1品づつでも充実していく一環です。

120gが700円、80gが550円、普通の石鹸よりは相当高いですが、無添加石鹸としては普通のようです。ぜひお試し下さい。

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2008年2月19日 (火)

リアル対eコマース

SC開発コンサルティングの松本大地先生のお話を聞いた。今年のテーマは深耕だそうで、ニッチとは違うのだと。ニッチというのは他の人がやってないことをやるのだそうで、深耕とは、スタンダードなものをずっと掘り下げることだと定義される。

商業施設も売り場面積も売上げも伸び悩みで販売効率は低下している。百貨店、スーパーよりましらしいが。でどこに食われているかと言うとインターネットだそうで、通常程度気を遣ったくらいのサービスは、ネットででも顧客は受けることができるようになった。       だから、リアルな現場を感動の魅せ場にしなければeコマースに負けるという危機感を持って、顧客と情緒的なつながりを造ることを目指さなければならないと説かれていた。「顧客感動」とか「感動マーケティング」として提唱されている。

 まぁ価格パフォーマンスが良くて定評のある酒を買うだけならネットででも買えるが、この前飲んだ酒についても意見を交換したり次に買うものの提案を受けたり、蔵の情報を交換したり、同好の仲間と知り合ったりという場を提供しないと、店に来てくれない、という主張として酒業界に翻訳できるだろう。

 正しいことは正しいし、SCですらこのレベルに到ったのだから地酒ワールドならなおのことヒューマンな顧客との関係が必要になるだろう。ただしネットについての制約は、商品が安くて重いので送料の壁があること、リアル店舗の側もそうだが、品揃えには自ずと限界があり、顧客への充分な情報提供は品揃えが広がれば広がるほど難しくなる。結局、ある程度の範囲に売る側も絞らざるを得ないことだろう。蔵にしても、品質確保や販売店との関係を気にしてむやみに売り先を増やすわけにいかない。だからおもしろいのだが、SCやアウトレットのように成長性を追求できない。

 もともと地酒というのは対面のヒューマンなコミュニケーションから生まれた世界で、成功者が規模を拡大して、あるいは無理に引きずり出されて、「まともな?」流通の世界の流儀を一部取り入れてデータベースやネットで対応せざるを得なくなってきたのが、最近の流れで、苦悩の元だと私は思っている。当然元来の世界にこだわる者も多いが、なかなか周りが許してくれないはずだ。

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2008年1月13日 (日)

冬野菜

ブロッコリー、春菊、ニホンホウレンソウ、大根、杓文字菜、水菜。

駅との送迎だけ手伝って、地域通貨?をもらった。こちらは散歩代わりだからな。

有機冬野菜を収穫して、豆腐も自分達で作って、鍋を食するのだが、うまかったんやろうね。帰りの参加者の反応は非常に感激されてるみたいだったけど。

わずかな時間をデスクに付くために途中一回帰っているが、ちょっと時期的に連休でもコツコツやる仕事をこちらはかかえている。パソコン画面を前に長く座るのはよくない。緑を見て土の臭いを嗅いだだけで効率が上がった気がする。

Img_2642

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2007年11月 7日 (水)

売れ筋

「今売れてるのはこの商品です。」という店主さんの話の対象が、かぼす酒、アルコール分7、8度。後は定評ある地酒ブランドの梅酒が2種、片一方は純米だけで漬けているからアルコール分は10度しかない、もう一方はエキス分23まで乗せているから、女性向き。

共通するのが数量限定で小ロットという所らしい。要は販売先を限定しているから、店が積極的に奨めているということで売れ筋になっているわけだ。個別店の売れ筋と市場の売れ筋は違う。その市場も細分化されているから、どの分野で売れているかも違う。味、価格、ラベルデザイン、表示、そのアイテムの売られ方、これは参考になるが。

移動して有名な店にご挨拶すると、じゃんじゃん電話はかかってくるは来店客はひっきりなしだで、有名ブランドの販売枠の割り振りで大変そうだった。いろんな所を廻れれば楽しくもあるが、混乱もする。

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2007年10月30日 (火)

知事登場

 自分が関与している数少ない業界で、業界?団体の総会に県知事がお出ましになるのは、この林業だけである。うちの場合は、ほっぱらかしているだけの経済学的に「正確に」書くと、業界ごと破綻(補助金なしで維持できない)している産業は、実態が正確に世間に知られているわけではない。経済社会の領域外(外部経済)での価値で、つまり国土保全とか環境とかで意義があるからか、存続を許されている?ばかりか、伝統と地政学的意味もあり扱いが違うようだ。

  懇親会は内輪だけだが、お気づかいいただき、私が注文してないのに、「黒牛」を出してきてくれた。

 酒と山とは縁がある。昭和も終わり近くまで、作業シーズン始めに、飯場では、作業対象の山に向かって、祀りやすい木の根元に、三方に、米と塩、「おこぜ」をのせて供えていた。当然、酒も。作業の安全を祈念するのだが、山の神は女なので、美人の(差別的に採られないように希望する)鯛とかを供えては山の神は機嫌が悪くなるので、おこぜということになっていた。もうそういう現場はないのだろうか。あの当時、当然、酒は普通の2級酒で、飯場で一日の仕事を終えた作業者達が、差し入れた酒をやかんで燗して飲んでいたものだ。生木をくべて五右衛門風呂に入ると煙たくてしかたがなかった。

 黒牛を発売した頃から、山には社長も投資しなくなった。私も関わり方はかわった。それでも情報集めとして、年に1度は顔を出している。

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2007年10月25日 (木)

熊野

和歌山県北部(紀北)に住む者が仕事で紀南、それも潮岬から東の方へ出かけるのは別に珍しいことではない。ただその時間距離の遠さや、何となく文化圏も違って旅行めいた気分になるので、少し楽しい気分になれるのと同時に、京都くらいへ出かけるのとそう変わらない心理的負担がのしかかってくる。

郷土料理や特産についても、和歌山県というのはいっしょでも、お宅の地元の文化を代表する云々、とは言い切れないところだ。もちろん同県だしPRはするけど。

現場、古座以東なら、紀北からは有田川を超えた吉備あたりから山中に分け入り、龍神、中辺路、本宮と今は全部田辺市に合併されてしまったエリアを車で行く方が早いし安い。来月11日には高速道路が田辺までつながるので費用を無視すれば勝浦くらいまでは、高速で海沿いを行っても変わらなくなるだろう。

茶がゆ、くじら、めはりずし、といったところか。観光ではない者が味わうこともあるのは、まず勝浦のまぐろ丼だろう。タイミングその他で食することもある。古座のウナギ丼もあるけど。

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2007年10月18日 (木)

ショッピングセンター

 大手資本の大規模ショッピングセンターと全国クラスのコンビニエンス・ストアーの酒売り場は、自分には遠く感じる所であるが、観察する必要はある。どういうメーカーがどういう商品を出しているかという点と、表示の詳細な方法、PRフレーズ、価格水準である。

 全国展開の店舗に置く限り、全国の国税局で微妙に指導内容が違うラベル表示について、最も厳格に守られているはずだからである。またこと不良品や日付の問題でもおそらく最も反応が早いはずだ。価格の要求水準もね。

 「米だけの酒」のパックの正面に、「この製品は純米酒の規格に該当しません」と不必要なほど大きく書いてあるのが、2Lパックで770円であった。精米所から出てくる割れた山田錦なんかで、こういうの造るとおもしろいだろうなとか、思いはするが、液化仕込みでよほど大規模でないとこの価格は出せない。まったく今の清酒業界の表示における大手と地方小規模蔵の対立点を鮮明に感じるところだ。日本酒度、酸度について、各項目に「標準規格」と頭に書いてるパックもあった。タンク毎に微妙に異なるのを調合しているにせよ、すべての出荷製品で均一ではない。それを示せと指導を受けたに相違ない。たしかに大手中堅のパック製品で「純米酒」が多種類並んでいる。純米・純米吟醸の出荷量が増加しているとは業界全体の統計にはでているが、おそらくこの部類の増加が影響しているのであって、本来業界が増加を望んでいるものの増加とは限らないようだ。

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2007年9月23日 (日)

輸出は好調?

週刊ダイヤモンドで、ある地方の酒造メーカーが輸出にからんで何百万かの詐欺にあったと書かれていた。業界通に聞いたけど知らないようで、何百万なら他の業界ならよくある話だろくらいの反応だが、この業界でその額は大きい。不慣れな地方中小企業が狙われる例と記事ではされている。たしかに最近輸出に熱心な蔵が増えているので、そういう目にあうことも多くなるのだろう。どう見ても経費倒れに思うが、国内販売への宣伝効果を考えているのかとは思っているが。遊びに行く口実だろうと、地元や地味な顧客から意地悪に思われるリスクも考えねばならない。チャレンジ精神には心底敬意を表するけどね。有力な販売先が海外行事をやるというので付き合わされるケースもあるようで、それは接待という部類か。

当社も皆無ではないし、少しづつ増えているのは事実であるが、例によって小口分散だし、向こうへまで行って営業するほど、ヒマとカネはない。観光なら付き合うぜ。

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2007年9月16日 (日)

週明けを思う

連休明けの火曜にはもう精米機への石抜きの設置や、米の初入荷(五百万石)がある。そわそわしてくるなぁ。日曜だが、資料館(売店)は無休だし、一部類焼した展示棟から運び出していた道具類の清掃を今日からやることになって、朝から蔵というか家の内外には人がいる。休めないのか防犯上これもメリットなのか、職住一致とはこういうものだ。しかし今日は岸和田のだんじりが本宮だ。ちょっとでいいから見に行きたいなぁ。祖母が宮本町からきているので、1/4が「きしわらー」だから、よく見に行くのだ。

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2007年9月14日 (金)

地産地消

地球環境への問題意識や、食の安全への不安の高まり、伝統食への関心の高まりから地産地消をテーマに地方の地酒蔵が、地元で栽培された米を使って醸造した商品を売り出している。当社は平成2年から県内で酒造好適米の契約栽培をはじめ、平成3年から純米吟醸「野路の菊」を続けている。販売は都市部に照準を置くことが多いが、それではやかましく言うと地産都消になる。それでは都市部で酒を飲むなという話になって、あまり「地産地消」という言葉は振り回さない方がいいような気がする。清酒は国産の米を使ってますからフードマイレージ上、外国産のワインやビールより良いですよ、でとどめるべきだと思うが。

清酒の場合、原料の取れる田と蔵は離れているのが、伝統的な姿でもあった。蔵は技術・設備・水をセールスポイントにするウエイトが強かったと思うのだ。

 和歌山県内の酒米については、そういう努力もしていることをアピールするために、アイテムを限定して続けている。主力商品の原料米は、コストと品質の最適の組み合わせを追求して、現在のところ、兵庫、福井、滋賀、富山、岡山から調達している。これは特に山田錦の場合、台風被害のリスク分散にもなる。また台風が接近中である。

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2007年9月13日 (木)

資源高騰の影響

蔵を見廻ると休んでいた製造部員が出てきていたりと、漸く酒造シーズンも近づいてきた感じがする。ご苦労だが私の代わりに出張してきた者が特殊品を手詰めしている。これも良し悪しなんだがな。

 今日は資材の値上げ交渉があった。当然こちらが値上げ幅を抑える立場だ。まず石油、そして運送、さらには瓶、段ボール箱、と値上げ申し入れがじわじわ出てくる。経済新聞の通りの展開で、こっちも大変なのだが、何だかおもしろくなってしまうのだ。鉄は倍になったとか、石油だって税金を抜いた部分では倍以上だろうとか、素材の値上がり率が当然大きい。加工度が高いほど、何とか吸収できる所は辛抱してますと、陳情してくれるのだ。その辛抱とは下請いじめなのか、従業員の労働強化なのか、私は知らないが、こちらは値上げなんて難しいのは百も承知なので、ホイホイの了解はできない。また申し入れがあるともっといい業者はないかとか、別の方法はないかと調べるから、自分の仕事を見直す機会にもある。みんな楽じゃないですね、で落としどころを探る。

  

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2007年9月12日 (水)

JAはどっちを向いている

中小企業家の会合で、農業資材卸業の方が、最近のJAについて、農家支援の姿勢が見えなくなってきているのではないかという発言があった。金融事業へ傾斜しているとか、農家がJAを頼らなくなっているとかの別の人の発言もあった。私もつい最近、やるきのある専業農家がJAとまったく取引がないということを聞いて驚いたことがあった。この前の圃場廻りでは、うまくJAと連携してそうだったが、資材業者との話や施設見学では不満や問題点がちらちら見えた。どうなってるのかな。コメリや農業屋で資材を買う農家も多いと聞く。誰もがうまくいってるはずはないが、混乱が感じられる。

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2007年9月11日 (火)

玉突き

石油価格が上昇して、燃料から資材、運賃へと値上げを提案されてくるようになった。仕方がないと簡単にも言えない。言ったら最後今度は自分が納入先を回ることになる。今日は運賃の見直しとなった。小口多頻度をもてはやされる時代は転換点かもしれない。そもそも地酒屋はそういう観点を売りにするチャンネルは販売先としては、消極的対象である。問題はその先がどっぷり宅配便依存という構造だろう。歩いて買いに来る客に手渡しで売られる製品とは一体どれくらいわずかな割合なのかわからないが、少ないのは確か。小売りから業務店への配達さえ宅配便が増えている。蔵から発送する手段としても宅配便を安易に使いすぎたかもしれない。宅配で1個何円と単価がわかる方が総額が安いことの多い路線便よりも選んでしまう傾向があるのかもしれない。わかりやすい方を選ぶ人間心理だろうか。冷静に考える機会にしたい。

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2007年9月10日 (月)

良い記事書くなぁ

経済誌に「過剰な品質競争を排す」という記事があった。「顧客の声に聞け」というのも罠のひとつで、100%信じ込むと迷路から冥界に続く華やかな道をたどることになる。わかってる経済人もけっこういるなと感心したが、それはそれとして着実なスペックアップを心がけねばならない。

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2007年9月 9日 (日)

委託販売の八百屋

中心市街地の商店街が衰退していると言われて久しい。わが海南市の駅前の一番街もそうだ。それでも自転車で駅から帰りにちょっと寄れるから、絶対環境にいい、郊外店よりは。ショッピングタウン「ココ」の地下には、普通のスーパー、オークワと、百円ショップや食堂が数軒あって、閉店したままのお店もあるし、駅前へ移転したとか聞いた店もある。その一角に八百屋というのか、委託の農産物市場が出来ていて、生産者の名札を貼った野菜が売られている。醤油や乾物もあるが、細かい仕組みはわからない。委託販売方式の市場というのか、JAが郊外で「○○市場」というスタイルでけっこう当たったのか、県内各地に同じような市場ができたのだが、それに似たスタイルのようである。これがけっこう繁盛していると家内も言うくらいだから、そうなんだろう。

取りまとめをしている人はいろんな事業をされているのだが、やっぱりけっこういけてると話されていた。町中でやったのが違いであるが、何でもチャレンジと工夫が大切なんだな。

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2007年8月29日 (水)

お米の前渡金

農業の世界は他の産業従事者から見てブラックボックスに近い。隣接する米を使った食品の清酒製造家から見ても、どうなっているのか正直わからないことだらけである。販売が今年から自由化したと聞いてもどこがどう自由化したのかなど、中間マージンを取って蔵元に米を売りに来る米屋から聞いて断片的に知っていくしかない。商談の合間の雑談など講義ではないから、限られた機会で知識をつぎはぎしていくことになる。

 今日は米代の前渡金の話だ。農家は4月に種籾を配布されると、農協に米を納めるという条件で、過去3年平均入札価格の80~90%の前払い金を受け取るようだ。これは、他へ売らないということで、代金を一部先渡ししてくれるわけだ。自由化とはどこへ売ってもいいかわり、契約しておかないと引き取ってくれないということらしい。当然と言えば当然なのだが、こと米となるとこれまでそうではなかった。直前3年間の入札平均価格の80-90%というのは、かなりの水準だが、全農の自信を示しているのだそうだ。100円のものを秋に買うからと言って春に80円前払いするか?。種籾は1㎏1000円ほどらしいが、粗植であれば60g1箱×20箱で1反の田に充てる。1反1200gなら1200円じゃないか。厚蒔きであれば200g×25箱に及ぶというから5㎏、5000円。1坪40株から120株程度まで、米も蒔き方も品種、圃場、栽培方針によって採用する粗密があるようだ。値下がりした米だが、1反10俵とれたとして手取り13500円×10俵=135000円のうち、種籾代としては4000円としても、わずか3%である。実際は苗床にしたものを買えばもっと高いだろうが。もちろん肥料、消毒、機械損料で大変なのは百も承知のうえでのことであるが。

 米という字を分解して「八、十、八」と書くについて、「88のお百姓さんの手間がかかっている」と昔教わったが、1本の苗から88本に分蘖(ぶんけつ)するという意味だそうな。つまり1粒の種籾から88本の穂が出て、それぞれ80~120粒実がなるとすると、88×120=10560粒となり、うまくいけば一粒万倍は嘘ではないということだ。「一粒万倍日」ってそういうことだったのか。

 しかし、1㎏1000円なら、俵6万。反8俵なら48万。ならばみんな種籾を作るだろうと思うはずで、JAは毎年種子更新するというから種籾農家のなり手は多いだろうと思ったが、異品種が交じらない環境、手入れ、いい登熟にもっていく腕とかが必要で、誰もがなれるわけでもないそうだ。 今日はこれくらいにして、この秋の買付の話に入る。圃場訪問の約束をした。Img_2685

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2007年8月28日 (火)

急げペンキ屋

まともな工場ではおそらくすべてフォークリフトが製品その他のすべてを運ぶのだろう。しかしここの荷造りやラベル貼りの場所では、部署社員が少量のものは床を引きずり、押してすべらせている。おかげで薄めのグリーン色の床はモルタルがすぐに剥きだしになってくるから、数年に一度は塗り直さないといけなくなる。剥げるとコンテナがすべらないのだ。1日塗って、1日乾かすとなると、土日でやるしかない。夏の間にやってくれといったのに、もう9月ではないか。シーズンに入ると土曜も営業の週ばかりになる。急いでくれ。

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2007年8月21日 (火)

機械屋さんと話す

1日中、断続的に機械屋さんの訪問を受ける。夏の間、というよりはもう9月も近づくと製造準備に入ってくる。キャップ屋というか缶詰機メーカーさんも、デザイン瓶を売り込む時代で、さぞや資材業者さんも競合が大変だろう。熱交換機は緊急の修理で2日ほど瓶詰めが遅れた。腹も立つがしかたがない。原理はシンプルでも制御が電子部品で15年もたつと2世代前のもので、代品を探すのも大変らしい。瓶燗器に精米機、やりたいことを全部やったら確実に倒産である。どうも呑気な業界なので、売り手も買い手も情報が得られればいいやくらいの気持ちの人が多い。そんな世間離れした仕返しを製品を市場に出すときに精算させられるのだが。

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2007年8月17日 (金)

お盆は暑い

それにしても暑い。最高気温のニュースを聞くと、少々北や東に逃げても日本は涼しくならないのだと悟るしかない。フェーン現象は和歌山にはないよね。これは釧路あたりに蔵を移すしか100年先まで残る方法はないのかとか、悩んでしまう日々です。

高野山の裏まで、山林関係のことで出かけたが、あそこであれだけ暑いのでは、さぞや下界はうだっているだろうと思った。

まぁ暑すぎれば、人類や産業も衰え、温暖化も収まるかなと勝手なことを山中で考えていた。

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←自分ちの山には違いはないが、なんだか熱帯みたいに感じるのも温暖化のせいか?

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2007年7月 1日 (日)

ジェノベーゼ

田植えから2週間、すくすく育つ黒米だが、観葉植物のように見えた。Img_88412 葉の色が濃い。暑さをだいぶ感じるようになって、エコ系の会議となると扇風機も使うかどうかくらいなので、頭がぼーっとしてしまう。米市農園君にジェノベーゼ用の容器を紹介した縁で1本売ってもらった。参謀にマクロビオテック料理をしている人が付いているからかもしれないが、バジルなどこの紀の川沿いの台地で栽培しているのは知らなかった。「イタリア・リグリア州のジェノバ(Genova)県うまれのソースで、 バジルペーストに、松の実、チーズ、オリーブオイルなどを加えたもの」。ジェノバ近郊の地方か。バジルといっても、まぁ紫蘇みたいなもんやね、と取りあえず片付けてしまう。

食も旅行も世界化した。選択の幅が広がるのは結構だが、選択される方は避けているつもりでも競争に巻き込まれている。取りあえず作れそうなものは、スパゲッティー、ピザ、ガーリック=トースト、貝類に付ける、トーストに塗る、といったところか。日本酒は何にでも合う。KEEP YOUR FAITH、酒は残るよ。

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2007年6月23日 (土)

田植から一週間

無農薬・古代黒米の田植えからほぼ一週間。ちきんと苗は根を張っていた。周辺の慣行農法の水田と比べると、苗は大きくまばらで、やっぱり黒い。Img_8767

機械植えは深くなって根がよく張らないそうで、手植えするにもできるだけ浅く植えるのが望ましいのだが倒れてはいけない。だいぶ母堂が植え直されたようで恐縮する。もう田車で一回草取りしたそうだ。

今日はここ米市農園で和歌山エコビレッジ主催で県の職員に水について講話していただいたので田にも立ち寄ったのだが、カブトガニと豊年虫の天国は安泰のようだ。帰りに有機栽培のズッキーニとニンジンを買って帰った。

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2007年6月18日 (月)

往還

8:40までに社員と意見交換。飛び出して9:55の関西空港発ANA便で羽田で11:36の京急で新橋には12:10頃着。3時間半はどうしてもかかる。これ以上の短縮はもうないかもしれない。自社の経営マターをすませ酒類業界のご意見番と昼食。税理士事務所を訪ね、うろつくと、新橋に古酒専門バーが出来ていた。高そう。当社はさらに古酒はない。近づけないなぁ。夕、勉強会の打合せ。東京の銘酒居酒屋で非常に有名な銘柄の蔵元でもあまり利益はでていないとか、思ったよりは出荷石数はないとか、地酒の有名雑誌も売上減が激しいだの、意見交換。結局通常商品の品質保持に注力を確認。新たに作成したカタログ、資料を説明。8時に品川を出る。9時のANA便で帰路へ。関西着10時10分頃、帰宅10時50分頃。何と2時間50分。これは最高記録だ。

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2007年6月17日 (日)

黒牛、田植参加する

紀の川市の有機農園に田植えに参加してきた。Img_8739

無農薬の古代米(黒米)で先月の種まき後、高さ20㎝以上になってから田植えとなる。20人以上が参加しているからヘタでもけっこう早く苗取りが終わってしまう。黒米は葉にも色素が多くやや黒いので、余分な雑草と区別がつく。分結の進んだのもあれば1葉のもある。丁寧にたばねて、田んぼへ移動だ。

Img_8747 農園主のT君があらかじめ筋を入れてくれているので、30㎝角の頂点へ1本ずつ指一関節分の深さまで垂直に第2指と第3指で苗をつまんで、さっと植え付けるのだが、素人、それも子供も交えて、そう均質、垂直には入っていない。後で彼も手直しで大変だろう。有機というからは、田車で草取りをするので、マス目にきっちり植えていないと困るようで、けっこう植え付け位置の整然性にこだわるようだ。とは言え、沼田でふくらはぎまで浸かる場所もあり、升目は見えにくい所も多かった。3時前には推定1反3畝程度ある田もすべて植え終わっていたからたいしたものだ。お母さんが仕舞を披露、コンサート、自然食品のバザーも庭先で開催、石釜も屋根はまだだがピザも焼けるようになっていた。大変だろうがこういう農家もでてきたのだから、農業に少しは希望が持てる気がした。

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2007年6月 3日 (日)

社員研修会

今年の社員研修会で漸く経営指針なるうものの一部を渡すことができた。まだまだだが会社の中で会議もできるようになったのは一歩前進というところか。地元銀行の仮店舗用建物の2階をくぎったものだが、廃業したガソリンスタンドのロビーテーブルに、見学者向けの酒樽の蓋で作ったテーブルを併せて人数分の席を確保したものだ。社員の休憩室と言った方が近い。

 情勢はまだら模様。結局いい酒を造るしか手がないのだが、それができればどの蔵も儲かって仕方がないだろう。一升3000円以上のカテゴリーで当社が全国のAクラスと互角に競えるようにすること、そのためにどうすればいいのかを今年も追求するのだ。

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2007年6月 1日 (金)

修理中

隣家からの一部延焼した「酒づくり資料館 温故伝承館」だが、正面側2階屋根の葺き替えが漸く始まった。裏側はすでに屋根ごと交換したのだが。瓦と土を取ると焦げたり焼け落ちたりした部分がよくわかる。人が乗れない状態なのでクレーンでカゴを上げて周りに組んだ足場から少しずつはがしていく。一日でコンパネを張りおわるのだから早いものだと感心した。Img_8348

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2007年4月14日 (土)

じゃばらドリンク 北山村

  じゃばらドリンクの最後の1本を飲む。全国唯一、飛び地の村、北山村へ行って奥瀞の里で買ってきたものだ。和歌山県から三重県へ飛び出した、筆で一気に字を書いた、したたりのような形をした人口約600人の村で、観光筏も有名である。Img_7930

  淡い味わいであまり酸味を感じない、果汁は10%だが、原材料が「じゃばら果汁、グラニュー糖」だけというのもすごくシンプルだ。香りは何と言うか青臭いような柔らかいタイプ、とにかく他の柑橘系ジュースと比べても飲みやすい。製造者が「北山村販売センター 北山村長」になっているが、こういう飲み物は他に知らない。

  何せ特許もあって村外栽培禁止の果実で稀少性が高い。通販以外で買える所があるのかどうか。鼻炎に効くとか言われているが、幸運にも花粉症にかかっていない私にはわからない。

  

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2007年4月 6日 (金)

東京ビッグサイト

4/4-4/6の3日間、東京ビッグサイト、つまり東京国際展示棟で、第1回グルメ&ダイニングスタイルショー2007が開催され、日本酒は20メーカーを取りまとめて名酒センター、こと株式会社ヤングマーケティング研究所が設営、当社も参加してきた。3日間のうち2日はアルバイトの女の子を確保できたが、最後の1日は和歌山で最優先の日程があり、名酒センターさんにブースを委ねた。         

 こういうイベントは考えようで、無駄なと言えば無駄な、効率のいいマーケティング活動だと言えばそうも言える、大変だけど便利な営業活動である。交通費、宿泊費、登録料、見本・試飲用の酒、送料、人件費、自分の日当と時間を考えると、まるで引き合わないようにも感じられるが、少し気分を変えると、お得意先様が何社も出てこられて挨拶もできるし、少しは新規取引に結びつく場合もある。さらには、一般への認知にも少しは役立つだろう。もし得意先回りをしても3日で廻れる件数などたかが知れているから、ライトな接触で充分ではないが、取引維持には重要な手段と考えられる。

 会場内が写真撮影禁止なのはあまりおもしろくないが、ご同業との情報交換やラベルデザインを参考にしたり、利き酒をしあうのも大きな目的である。だんだんいろんな日程が混んできて、イベントも全部参加できなくなってきたが、適当に機会を選びながら参加している。関係ない業界のブースも見て回るのは楽しいし、時に勉強になる。

 今回は何故か長野の蔵さんが多かった。燗して試飲させるんですね熱心な所は。麹歩合を高めた純米酒(精米歩合70%)くらいを燗酒用に開発しているのが印象的だった。

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2007年1月 1日 (月)

元旦散歩1万歩

明けましておめでとうございます。蔵は杜氏と代司、あと1名の3名が当番で残り、交替で休みを取っている状態です。店は5日まで休みで、6日出てきてまた8,9とまた休みで、瓶場の倉庫には書けないほどしか製品はない状態です。カップをきらしてだいぶ小言を言われたけど本当にないのです。その代わり相当な数量の既に洗われた状態で買う1升瓶(洗い瓶)とか新瓶が積まれていて、年明け早々瓶詰めの準備がされています。繁忙期に回収瓶を使うと事故のもとだという私の判断は絶対正しかった。蔵の横にある売店は資料館の受付や利き酒場になっているが、こちらは4日から営業となります。

つまりその気になると休みなどないが、私の方は4日から動かざるを得ないこともあって、今日は墓参りと散歩して初詣と決めたのですが。

 地元の某八幡宮の宮司さんが年末に飲酒運転で捕まった影響なのか、たどり着いたお宮は毎年近所の酒造会社の樽開きと振る舞い酒をしていたけど、「最近の情勢により取りやめになりました」と大書してある。まるでとうとう日本海で北朝鮮と交戦状態に入りましたみたいな表現だった。屠蘇を飲んだら徒歩で初詣か。それに比べれば我が氏神など細い路地奥の山の上だから歩いて参る氏子が圧倒的で、大晦日の午後11時半から大祓して零時に参拝の良き習慣の私にとっては、振る舞いの御神酒をいただいて、家へ帰って寝るというのが当たり前で、やめてもらっては困るし車の必要もない。

 せっかく飲酒運転根絶ということになったのだから、生活圏を大幅に徒歩圏に縮小すれば、かえって地域の活性化とかにつながるんじゃないかと思った元旦だった。その方が地産地消、身土不二、コンパクトシティーとかエコとか、そうCO2の排出削減とか何とかの時代の流れに沿うパターンではないか。

 結局万歩計を見ると約1万歩で帰ってきたが、途中屋根のうえのアオサギが泣くのを聞いて、あああの鳥は嘴を開かず喉を鳴らして鳴くのだ、と車で移動しては出会えないものに出会い気づくことができました。これからは堂々朝からお屠蘇を飲んで徒歩で初詣をお薦めしたい。Img_52682

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2006年11月26日 (日)

グッチ

 今月は3回東京へ行かざるを得ず、やっと2回をこなしてわずかな休息に入る前に更新する。新橋駅烏森口広場の蒸気機関車がきれいに塗装し直されていた。Img_4542

手打ちのたち食いそば店ができてるから見てこいと言われたので、広場横のビル1階にある店を探したら、いつも前を通っている所で、「立ち呑み手打ちそば」だった。ジャンル的には「立ち呑み」である。それにしてもこの地区の居酒屋での新潟の某有名銘柄のカバー率の高さはどうだろう。

 ついでに銀座のブランドショップ街を歩いたが、グッチは家賃が坪30万だとかいう方がいて思わず写真を撮って帰ってきた。Img_45552すごいなと思うが、これは1階だけで、周辺のクラブ街のリース賃料は坪3万台である。それでも高いというのが、正常な感覚だろう。

 京都の高級料亭で地酒のイベントをやろうという意見が業界であったが、ルイヴィトンとかがやっていて酒造業界がやれないのは情けないとの話だったが、力の差はあまりに大きく、 東銀座の日本酒センターすら撤退せざるを得なかった業界と、銀座のど真ん中にどんどん出店するブランドショップが支払っている賃料は好対照である。

高級ブランド店の看板の照明には特殊なLEDを使用している所が多く、蔵の近所の工場で作っているブランドもあるというので、フェラガモとかの店を見て廻った。

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2006年11月23日 (木)

近鉄アーバンライナー

  急いで新幹線に乗る時のJR東海のEエクスプレスはよくできた仕組みで結構使う。おかげでJR西日本の方はできるのはわかっているがあまり使わない。東京=新大阪間は東海なので仕方がないか。乗車券は海南駅で東京までの往復乗車券をJR西日本で買うと一番安く出張できるからそう住み分けている。近鉄のアーバンライナーにこの前初めて乗ってサイトで予約購入できるようにしたら、使いたくて仕方がなくなり、わざと遠回りしたら、余計に1時間20分かかり、790円高かった。

 午後3時に東京へ着こうという予定で午前9時38分の海南発の特急に乗った。いつもは新大阪まで乗ってしまい、新幹線に乗り換えればいいのだが、天王寺で降りて環状線で鶴橋へ、ここでサイトで予約購入した特急券を受取り、11時6分のアーバンライナーに乗れば、午後1時5分に名古屋。1時25分ののぞみに乗って3時6分に東京である。新大阪廻りなら1時46分には東京に着いていただろう。ただし、混雑する新幹線よりは空いていてゆったりするし、鶴橋で20分は休憩できる。どうも人間は移動速度で疲労は違うようだ。新幹線の乗り心地はいいが微妙な振動の質が違うように思ったが振動だけではないような気がする。地磁気の変化とかいろいろあるのではなかろうか。乗車券を往復にしていればもっと差がつくし、忙しい時にこんな呑気なことはそうしていられない。

 なお目的地が名古屋なら当然近鉄廻りの方が2090円安いし、時間差は1時間3分しかない。名古屋駅の地下商店街はチケットショップも多く買いやすいのも覚えておく必要がある。

 なお写真は海南駅のホームから見た駅前広場正面付近である。まともなビルは医者関係くらいな小都市である。ちょっと最近ニュースネタで出た建物も見える。やれやれ。Img_4477

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2006年11月21日 (火)

雇用・能力開発機構和歌山センター

「経営・人材パワーアップセミナー 経営指針作成のススメ-働きがいある企業づくり」と題して、中小企業診断士30数年の大ベテラン、奥村博志先生のお話をお聞きする。主催が独立行政法人雇用・能力開発機構和歌山センターで、これだけ書くだけでもう今日は書いたなと勘違いしてしまうくらい長い。要は中小企業のオッサンの勉強会である。活かすも殺すも本人しだい。大人になると自分から動かないと勉強もできない。経営指針を作って定着させると、経営姿勢は明確になってブレないうえ、自立的な企業、自主的社員が育成できる。Img_4476 しかし先生、タテ板に水でした。

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2006年11月17日 (金)

新酒あげ

今年も新酒を搾ることができました。蔵内でのお祝いを「新酒あげ」と呼んでいます。ここの場合、最初のもとを立てたお祝いが「もと始め」、最後の蒸し米を終えると「こしき倒し」と並んで3回、蔵元から蔵へ料理を出して会所部屋で祝います。以前は全ての造りが終わる皆造(かいぞう)後、花見などしていたのですが、大げさであるとしてこの15年くらいは3回で安定しています。去年くらいから、蔵内でやると鯛とか鍋の用意が面倒で、外へ出かける方がいいという意見が出てきたため、今春の「こしき倒し」と、「もとはじめ」は外でやったのですが、「新酒あげ」くらいは蔵でやるのが筋だという私の意見で今日「初揚げ」となったわけです。Img_4430_1

実際のところは乾杯は今期6本目に上槽した純米原酒を用いました。この原酒は20日過ぎ発売の「純米しぼりたて 黒牛」に使用する原酒となります。やはり少しグッとくるというかゴツさがありますが、やや甘くも感じます。2杯目以降はそうしたつかえる感じはなくなり酒質はやわらかく感じます。

その後はやかんで燗した、今年の傑作、純米酒と書けない醸造アルコール不添加の普通酒「鈴 菊御代」で飲んだのですが、春とは違って全然まろやかになっていました。あわてて売って損したかもしれません。

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2006年6月25日 (日)

マクロ料理?

マクロと聞けば経済学。書評で見た中公新書の現在経済学の誕生は読まないといけないな、とか思っている、同年代の人士のおそらくほとんど全員と同様、マクロ料理など聞いたことはなかった。打田町の専業農家T家で、NPO法人の和歌山エコビレッジが石釜を作ると聞いて、エコ何とかだしとJRの和歌山線で出かけたのであるが、実際は石釜を作る相談をする予定だった。その懇親会で出てきた食べ物として遭遇したのがマクロビオテック、略してマクロ料理なのだが、中小企業のオヤジには一種、革命的なものに見えたし、無農薬だ、環境だという人達にやや堅苦しさを感じる向きにも、非常に親しみやすく、一般に浸透、普及していける可能性を感じさせてくれるものだった。何よりプロがケータリングしていることもあって、これまで食べた現代精進料理より遙かに美味である。鳥の唐揚げに似せている大豆のグルテン料理などは、黙っていれば気が付かないものだった。玄米ベースのワッフル成形品(表現が悪すぎるが言葉が見つからないのでご勘弁を)は腹持ちもよさそうだし、黍とかの雑穀とされる穀類を柔らかく仕上げているのも、すごい腕前だ。

 Tさんは二十歳くらいで古くからの農家であるが、無農薬の小麦の脱穀と唐箕で選別を実演していただき、製粉機を見せていただく。小麦粉、フスマ、全粒粉の違いも今日にして理解できた。山の中で有名なパン屋をされている人や自分の山の木で製材、ログハウスを建築している人、田舎の古農家を仲介している不動産会社、体験型観光の企画をしている人、Iターンしてきたパソコンインストラクター、マクロ料理家、健康食品会社、医師、農家、公務員、学生---、という顔ぶれを見た限り、私は、せいぜい純米酒比率が高い蔵元ですとかで合わせる程度の、俗な存在だった。経済世界の外側には、環境的にはすごく重要だがカネにはならないという領域が広がっている。そこに関わりたいとかそこで生活したいという人は多いが、経済的に成り立たないと生活できない。私達は、その2つの世界の境界を行ったり来たりしてリフレッシュしたり、向こう側で生活できる方法を探っているのではないだろうか。Img_991933

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2006年6月21日 (水)

ABCDE

本日、第一次のイラク復興支援群長であられた番匠幸一郎さんの講演をお聞きした。戦後の自衛隊が初めて戦域で活動したというマスコミ等の受け止め方に疑問を述べられていた。平和維持部隊として国連のもとで活動は各地で行ってきたのだということだ。今回は日本国独自の立場で参加に踏み切ったという違いも強調されていた。異なる意見もあるだろうが、アメリカ中心の国際外交を行わざるを得ない日本は、彼ら、実直かつ謙虚な専門職業集団を派遣せざるを得なかった。今の自衛隊はそういう歴史的抑制、反省と存在意義を示したい組織意志に、日本らしい専門家としてのまじめさの追求の中で醸成された、おそらく歴史的にも最高水準の能力と士気にあるのかもしれない。講演とビデオから真剣な復興支援に取り組む活動の状況を窺うことができたが、何より、自衛隊は軍隊であるという認識を正しく陸将補が持たれて、きちんと表明されていることは、安心できた。また、軍隊と警察の違いとしてどこかに書いてあったが、軍隊は独立して活動できる組織であるという意味が、連隊よりやや小規模約600人の支援群の活動のスライドやビデオでよくわかった。それにしても日本らしい、整理整頓、秩序へのこだわり、である。ABCDE(あたりまえのことを、ばっちりやるのか、ちゃんとやるのだか、できれば、笑顔で。)AMERICA、BRITON、CHINA、DUTCHの包囲網じゃない。イラク国民の日本への好感度は高かったのは、ODAで病院を作った時の人が正直で誠実な人達だったからだというが、だから我々もきちんとやるのだという、お心がけだった。禁酒、禁ブタ肉で半年がんばった部隊の方に敬礼。

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2006年6月11日 (日)

紀三井寺・吉祥水

 今日は散歩を兼ねて、和歌山市内を軽自動車で移動しては数百メートルを歩いて写真を撮りという動きを繰り返した。18地点廻ったからちょうどゴルフくらいの運動だろう。途中、紀三井寺の吉祥水で休憩する。

 名草山は古事記にも出てくる名草族の本拠地域であったろうが、和歌浦湾を望む山腹に紀三井寺が、宝亀元770、唐僧・為光上人開基されて以来、山イコールお寺というイメージになっている。西国2番の札所だけど、寺には3つもいい井戸が湧いている。北はずれの吉祥水は、山の中からまさに噴き出していて、蛇口もないから、汲まないと損のようだ。天然そのままなので、ポリタンクをいくつも持ち込んでいる人に聞くと、必ず煮沸してから使うのだという。環境省の日本の名水百選に指定もされている。

 少し味気ないが紫外線殺菌灯と、カートリッジ型の濾過フィルターを設置してやると、間違いなしに保健所は飲用適を出す。近所の中言神社はそう設営のご提案をさせていただき、牛の石像の下から水が出るようにしているのだ。

 ここの場合は、本当に直接、山の地面から、けっこうな水量が出ているから、このままの方がおもしろいのだろうけど。慶安3(1650)の銘がある水槽が受けている。文禄・慶長の役で李氏朝鮮から拉致されてきた儒学者李梅渓に徳川頼宣公が整備させたと説明板にはある。慶安の御触書とか由比正雪の乱の頃である。

 そんな事を思いながら後を見れば、片男波から和歌浦一帯がクリアに一望できる。梅雨に入ったばかりだが、この日曜ははずしてくれたようだ。

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2006年6月 4日 (日)

道は良くなったが

今日もいささか沈痛なネタで山奥まで往復である。しかし道は圧倒的によくなりつつある。海南-高野山間は大門まで52㎞、毛原の熊坂だったかトンネルが抜けているのと美里バイパスが半分できているため、3年前より最低5分は短縮されている。あと2本は堀りかけている。奥の院は20.5℃の表示で気持ちが良かった。野迫川への上がり口の県道も拡幅されていた。以前土道で削った斜面の赤土が剥きだしの印象だった尾根沿いの道も年月が経つと、緑で埋め尽くされている。人間の活動なんてそんなものかもしれない。温暖化で海面が上昇して、資源戦争とかの結果で文明が衰退したら、また数千年もすれば植物が地表を覆うのだろうかと裏高野の山並を見ながら思った。それにしても、地方の苦境が伝えられる今の世情であるが、我が家と縁の深いこの村も大変な苦境と聞くが、道は来るたびに良くなっている。道が良くなるほどストロー効果で人は吸い出されるのか。

 夕方、黒江駅から電車で移動。JR和歌山駅前のホテルグランヴィアで結婚式の2次会。JR系のホテルで駅前は圧倒的に強い。今の和歌山の商業地はJR駅前西口周辺だけに顧客が集中している。といってもこのホテルと和歌山近鉄百貨店だけが核店舗だけど。とにかく2次会でもあり出席者も演出も若い。堅い話し方もできないので、ブロークンな締めの一言を担当。たぶんみんな聞いてないことを祈る。

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2006年6月 3日 (土)

苦あれば楽あり

酒ではないが食品の方でラベルの貼り間違い事案が発生した。夕方から大阪の会合に出る予定、しかも司会担当だ。社員を怒るひまがあったら早くリカバリーショットを打て、だ。ばたばた作業を手伝い、手分けして配達、交換を自らも済ませ指示を出し目途をつけてから、その足で大阪まで急行する。やれやれで飲みたいところだが司会ではそう飲めない。普段会えない人たちと盛り上がっていると、自営業も悪くはないなと思えた。551の蓬莱さんが「パンチャン」という大きなレストラン・宴会場を経営しているとは知らなんだ。同じ中小企業団体に入っている人にも会えたのはすごいことだ。和歌山県は会員は少ないが大阪にはけっこういるのだと感じた。寄り道をしなくても帰ったのは11時を過ぎていた。

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2006年5月14日 (日)

遠路の来客あり

土日は出張か来客が多い。つまり休みは少ないが、楽しいのも事実である。13日から14日にかけて、7人まったく業界は関係ないが蔵を訪ねていただく。地元の料理屋で昼食をとり、安定使用先の銘酒居酒屋で会食する。少しは顧客に協力もでき、コミュニケーションを図ることができる。東京の方から見れば、やはり人通りが少ない印象がするとのこと。ぶらくり丁は駅から離れていたのが欠点だった。本町通りが片道1車線ずつというのも致命的だったかもしれない。和歌山市の中心市街地は拡散的で、幹線道路沿いと郊外へと商業施設を分散させてしまった。再集積と活性化は車社会の実態から厳しい見通しを改めて感じた。

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2006年5月11日 (木)

関連会社の調査

今日は、関連会社の酒造会社の調査だった。経緯上、もうひとつ酒蔵が当社というか当グループにはある。形ばかりで経済酒を委託生産して、地元需要等にあてているだけなのだが、税務上はそうはいかない。1ミリリットルまで、在庫と出荷先は記録して検査となれば照合を受ける。どうせ休眠に近いからといってこれは手が抜けないのだ。しかしここまでシンプルだと調べる方も唖然としていたようだ。中小企業家としては戦略的に撤退する会社も出てくる。財務的には利用価値のある関連会社なのでしばらくは存続させねばならない。酒税が5月から減税となり、また度数によっての税率の違いは通常なくなった。一方で清酒と表示できる基準はややまともになり、副原料が米の50%未満でないと清酒と表示できなくなった。このため経済酒では原価が上昇し、必ずしも値下げにならないという事態である。中には納得しない顧客もいて、当然とは思うが、譲れないとして値上げしたアイテムもあり、ますますこの経済酒部門は各社混迷を深めている。ちょっと喜んでいるのは純米酒主義者達だろう。海南の方は95%純米酒だから、おまえもそうだろうと思われるだろうが、実際私自身はそうでもない。経済酒も必要で選択の幅はあっていいというのが私の考えである。

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2006年5月10日 (水)

湯浅にて

地元中小企業家の会合に湯浅まで出かけました。何せ道の狭い街ですが、熊野街道の中紀地方の宿場として栄え、醤油、味噌が有名です。春には「しらうお」が河口で採れて、躍り食いなど有名ですが、一度しかやったことはないです。後はなれ鮨なんかも名産ですか。町内中心部は衰退ぎみですが、インターネットで産物を売るSOHOがいくつかがんばっていますし、出身者で外で成功している人も多い地域です。昭和30年頃の色街も含めた賑わいの話を聞いてきました。海南もそうですが、同じような傾向を地方の小規模都市はたどっているのでしょうか。持ち込んだのは、この辺りから有田川沿いに遡った清水地区の契約栽培米を使った純米吟醸「野路の菊」です。いつもより酸味を強く感じたが、蒲鉾を頬張りながら、「田舎」経済を論じてきました。

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2006年5月 8日 (月)

GW明けは生の出荷です

GWは最後の土日で十津川村まで子供と行きました。ホテル昴に泊まったけど、温泉プールや野猿(一人乗りの屋形を綱で引いて谷を渡る乗り物)があったりで楽しめた。8日は早速、本生無濾過の5月分の出荷作業で、予約先へ一斉に出荷する。マイナス5度のコンテナから出してくるので、ばらで出荷すると保冷効率も落ちてしまうからです。最近、わざと生酒を保管しておいて、しっかり造った酒は濁らないとか言う人がいるが、あれはやめてほしい。蔵は責任取れないし、はっきり言って、しっかり造っていても、濁ることが多い。原酒の方が持ちはいい傾向はある。普通の冷蔵庫ではどんどん味が変わる。生酒は購入したら早く消費してください。

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2006年5月 5日 (金)

橋本道路

朝から小瓶の洗浄を一部委託している共同作業所の先生が来社された。こちらから伺わねばならなかった先だが。海南の歴史民俗資料館を見学。午後、橋本まで行ったが、京奈和道の橋本道路が開通していたので走ることができた。県内初の開通区間で高野口の大野から橋本市市脇まで5.6㎞ほどでも時間は結構短縮感があった。橋本東までは橋桁にひび割れ発生で後回しらしい、というか大問題でだいぶ遅れそう。奈良県内は開通が相次ぐようで、またいい対称になりそうである。084 紀の川沿いの道路事情が悪いのは弱点だったからなぁ。

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2006年5月 2日 (火)

海南観光協会

海南市は観光地のイメージはまだまだであるが、ちゃんと観光協会がある。その年次総会に初参加した。市の産業経済部商工振興課が実質的には運営しており、その観光係につく予算でシーズンに循環バスを走らせたりパンフ等を作るわけで、会員団体や企業は年会費も今のところない。その分事業に協賛したりボランティア活動に参加する。当社は観光酒屋では絶対ないが、見学施設もあるので、文化施設というニュアンスで加入することにしたのだ。市が作るパンフレット等に当社施設が載せられていたりすると、まずは加入しておいて協力できることはしておくというのが、田舎の常識というやつである。「ぶらり海南あるき旅」企画をここ数年続けている。何せ温泉とかはないが、昔の熊野街道や漆器の街並「黒江」もあれば、ちゃんと海南高原には牧場まである。下津も合併したので国宝の建物が3つほど加わったのだから幅広い。

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2006年3月26日 (日)

東関部屋千秋楽祝賀会

大阪場所千秋楽。飲み会の関係で東関部屋の千秋楽祝賀会に参加する。当然立食だが、力士と写真を撮ったり、握手もできる。後援会の人たちも多様で、フラダンスを披露してくれる女性の団体や家族連れ、商工業者さん達と、見ているだけで楽しい。人の力士との写真ばかり撮って自分はいっしょに撮らなかった。IMG_0316 K社長はここでも重鎮、たいしたものだ。取引のあるスーパーの新社長にも会えたし、ひさしぶりに桂文福さんの相撲陣句を聞けた。土日で4つの会議、イベントに参加したが、見ようによっては遊んでいるだけだ。

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2006年3月20日 (月)

遠路はるばる

今日はスウェーデンから客人が秘密基地まで見学に来てくれた。元は本業がレタッチで、ソムリエ兼酒輸入業者であったが、晴れてM&Aで酒専業となられた人で、食品関係商社のお友達とごいっしょである。

純米酒の留後1日目の状貌は月の表面を天体望遠鏡で見たような眺めである。IMG_20215 そんな静的色調なのだが、よく見ると活発な変動がおこりつつあるのだ。異国からの輸入業者と発酵タンクを覗き込んでみる。ぶくぶくと泡が湧き出し、液体が蒸し米の表面がにじみ出て見る見る流れが液溜まりとなり表面を覆いつつある。

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